Tag Archive for 堤剛

一柳 慧(作曲)

日本の作曲家を牽引する重鎮の音楽世界  2人の作曲家の競演による新しい形で昨年から始まったサントリー芸術財団コンサート「作曲家の個展Ⅱ」。今年は一柳慧と湯浅譲二という現代音楽界を牽引してきたベテランの作品がとりあげられる。 「2人で音楽会を共同で企画するアイディアは、最初に聞いたときからとても面白いと思っていました。湯…

第30回 北九州国際音楽祭 2017

 1988年に始まった「北九州国際音楽祭」が、今年遂に30回目を迎える。同音楽祭は、国内外の一流アーティストの招聘、オリジナル企画、若年者層向けの事業など、高品質かつバラエティ豊かな内容が魅力。記念イヤーの今回は、いつにも増して食指をそそられる。  海外からの目玉は、「ペトル・アルトリヒテル(指揮)チェコ・フィルハーモ…

サントリーホールがリニューアルオープン

 今年の2月から7ヵ月間にわたり全館改修工事を行っていたサントリーホールが、9月1日にリニューアルオープンを迎える。それに先立ち、報道関係者を対象とした内覧会が8月29日に行われた。 (2017.8.29 サントリーホール Photo:M.Otsuka/Tokyo MDE)  今回の工事では、大ホール舞台床板の全面張替…

サントリー芸術財団 サマーフェスティバル2017

日本の戦前〜戦後の音楽シーンを俯瞰する意欲的な企画  サントリー芸術財団の『サマーフェスティバル』、今夏の目玉は片山杜秀が監修する「ザ・プロデューサー・シリーズ」だ。博覧強記で知られる片山がとりわけこよなく愛してきたのが、日本の現代音楽。学生時代から足で稼いだ経験と知識は、忘れられた作品へとリスナーを導く数々の仕事へと…

堤 剛(チェロ)

若き感性とのコラボレーションがもたらす、巨匠の新境地  チェロの巨匠・堤剛は、この5月、2010年ジュネーヴ国際コンクール優勝後、多方面で活躍する若手ピアニスト・萩原麻未と組んだ、全曲初録音のCDをリリース。夏にはほぼ同じ演目でHakuju Hallをはじめ全国4ヵ所でリサイタルも行う。萩原は、堤が今「最も共演したいピ…

第9回大阪国際室内楽コンクール&フェスタ スペシャル・コンサート 華麗なるクィンテットの世界

ユニークな音楽祭が示す、室内楽の現在  5月13日から大阪・いずみホールで「第9回大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」が開催される。3年に一度開催される同コンクール&フェスタは、国際音楽コンクール世界連盟に加盟する「コンクール」と、年齢制限や課題曲がなく世界各国の民族音楽のアンサンブルも対象となり、さらに、聴衆の中から…

第9回大阪国際室内楽コンクール&フェスタが開催

 室内楽に取り組む優秀な音楽家を世界に広く求め、国際音楽コンクール世界連盟の基準に基づき優れた演奏を顕彰し人材を育成する「大阪国際室内楽コンクール」(3年ごとに開催)が5月13日から大阪・いずみホールで開催される。あわせて、年齢制限や課題曲がなく世界各国の民族音楽のアンサンブルも対象となる「大阪国際室内楽フェスタ」も同…

クラシック・ヨコハマ 生きる 2017 New Year 若い命を支えるコンサート

各世代の代表アーティストを迎えての豪華なステージ  毎日新聞社は1996年から小児がんと闘う子供たちを支援する「小児がん征圧キャンペーン『生きる』」を開始。イベントやチャリティコンサートの開催など、多角的に病気への理解と協力を訴えてきた。コンサートにはコンセプトに共感したトップ・アーティストたちが数多く出演してきたが、…

中村紘子 メモリアル・コンサート

多岐にわたる偉大な業績を讃えて  世界的な演奏活動、軽妙かつ美しい言葉で綴る文筆活動、さらに若い才能を次々と発掘して育成した教育活動と、多方面から日本のピアノ界を発展させた中村紘子。演奏会や講演などが予定されていたが、今年の7月に惜しまれつつ逝去。  彼女の偉大な功績を讃え、本来中村のリサイタルが予定されていた12月1…

林 美智子(メゾソプラノ) 第37回 霧島国際音楽祭

自然と美食の地で、多彩な歌を披露  人気と実力を兼備したメゾソプラノ歌手・林美智子が、夏の霧島国際音楽祭で4公演に出演する。霧島は今年37回目を迎える日本で最も歴史ある音楽祭のひとつ。当地をはじめ鹿児島県内各地で3週間あまりにわたり、多種多彩なコンサートが開催される。  2014年に初出演したときの印象は、「お客様が熱…