Tag Archive for 児玉桃

一柳 慧(作曲)

日本の作曲家を牽引する重鎮の音楽世界  2人の作曲家の競演による新しい形で昨年から始まったサントリー芸術財団コンサート「作曲家の個展Ⅱ」。今年は一柳慧と湯浅譲二という現代音楽界を牽引してきたベテランの作品がとりあげられる。 「2人で音楽会を共同で企画するアイディアは、最初に聞いたときからとても面白いと思っていました。湯…

ジョナサン・ノット(指揮) 東京交響楽団

めくるめく刺激のヴァリエーション  ノット&東響を聴く妙味の一つが、斬新なプログラミング。それは、昨年4月の東京オペラシティシリーズにおける、リゲティ作品とヴィオラ・ダ・ガンバ合奏団によるパーセル作品の交互演奏といった大胆な発想を交えながら、各曲を単独で聴いた時とは異なる立体的かつ清新な感覚をもたらしてきた。  この発…

アプリコ・アフタヌーン・サロン「大作曲家の恋文」 〜大作曲家と恋する方法、教えます

 大田区民ホール・アプリコにて平日午後を音楽で優雅に楽しむことができる“アプリコ・アフタヌーン・サロン”が4月から始まる。第一弾のテーマは「大作曲家の恋文」だ。  第1回は「ロマン派の巨匠たちと恋の大追跡劇」がテーマ。19世紀のパリを中心に、芸術家のパトロン貴族たちのサロンと、そこに集ったご婦人方と作曲家たちとの恋愛模…

竹澤恭子(ヴァイオリン)

フランス音楽の秘曲とバルトークへの新たなアプローチ  彩の国さいたま芸術劇場の『次代へ伝えたい名曲』シリーズ。ヴァイオリニストの竹澤恭子が選んだのは、プーランクとルクーのソナタ、現代作曲家リシャール・デュビュニョンの「眠りの神 ヒュプノス」と「恍惚のひと時」というフランス系の作品に、バルトークのソナタ第1番という、わく…

尾高忠明(指揮) 東京フィルハーモニー交響楽団

円熟のマエストロが聴かせる2つのラスト・シンフォニー  尾高忠明がチャイコフスキーとマーラー、2人の作曲家が完成した最後の交響曲をメインとする2種のプログラムで、東京フィルの定期を指揮する。  この春まで尾高は、1998年より常任指揮者、ついで音楽監督として札幌交響楽団で充実の歳月を過ごしてきた。そして、この4月からは…

横須賀芸術劇場リサイタル・シリーズ43 竹澤恭子(ヴァイオリン) × 堤 剛(チェロ) × 児玉 桃(ピアノ)

名手3人による華麗なる饗宴  国際的に活躍する名演奏家の出逢いが、一体どのような“化学変化”を起こすのか。しなやかな音楽性と確かな技巧で、世界の第一線で活躍を続ける、ヴァイオリンの竹澤恭子とピアノの児玉桃。そして、温かな音色と深い精神性で聴衆を魅了し続ける、日本チェロ界の重鎮・堤剛。3人によって紡がれるのは、チャイコフ…

児玉 桃 (ピアノ)

音楽の歴史の流れをエチュードで捉える  フランスものや現代音楽をはじめ、幅広いレパートリーを優れた感性で弾きこなす児玉桃。鳥の24時間を描いたメシアンの「ニワムシクイ」に、ラヴェル、武満を合わせたECMの新録音では、20世紀に生まれた輝かしい作品たちをコントラスト鮮やかに描き分けている。  エチュードをテーマとした12…