Tag Archive for 光岡暁恵

園田隆一郎(指揮)

人物の喜怒哀楽を真実の感情として表現したいと思います  童話『シンデレラ』のオペラといえば真っ先に思い浮かぶのが、ロッシーニの《ラ・チェネレントラ》(1817)。継父と2人の義姉にこき使われるアンジェリーナが、王子ラミーロと結ばれるまでをしっとりと描いた傑作である。今回は藤原歌劇団が久々に上演。指揮を務める“若き巨匠”…

第6回 立川オペラ愛好会 ガラコンサート 名歌手たちの夢の饗宴

トップスターたちが集結しての華麗なるステージ  これは楽しみ。今年で6回目を迎える『立川オペラ愛好会 ガラコンサート〜名歌手たちの夢の饗宴』は市民の愛好家団体が主催するコンサートなのだが、看板に偽りなし。豪華出演者たちが一堂に会する、滅多にお目にかかれない、まさに“夢の饗宴”だ。出演者は砂川涼子、光岡暁恵(以上ソプラノ…

アルテリッカしんゆり (川崎・しんゆり芸術祭) 2016

喜劇オペラからシンフォニーコンサートまで充実の公演が目白押し  数多くの文化人が居住し、芸術団体や芸術系教育機関が軒を連ね、ホールなどもある川崎市北部の新百合ヶ丘駅周辺の恵まれた立地条件を背景に、2009年の黄金週間から毎年開催を続けているこの芸術祭。  8回目を迎えた今年も、クラシック音楽やバレエはもとより、演劇・ミ…

クラシック・ヨコハマ 生きる〜2016 若い命を支えるコンサート

若手歌手たちによる瑞々しい声の饗宴  子供の病死原因の第1位が「がん」であることをご存知だろうか。15歳以下の子供のがん(悪性腫瘍)が「小児がん」。日本ではおよそ1万人に1人が罹患、16,000人近い子供たちが闘病中と言われる。1996年に始まった毎日新聞社の小児がん征圧キャンペーン「生きる」では、さまざまなイベントを…

日本オペラ振興会2016/17シーズンラインナップを発表

 公益財団法人日本オペラ振興会(藤原歌劇団・日本オペラ協会)が9月3日都内で会見を開き、2016/17シーズン公演のラインナップを発表した。藤原歌劇団公演として2つの新制作を含む3作品を、日本オペラ協会公演として新制作1作品を上演する。  《愛の妙薬》(2016年4月)を指揮する園田隆一郎は「09年に指揮した作品。今年…

藤原歌劇団《ランスへの旅》速報GPレポート 

 20世紀の末まで誰も知らなかったというのに、21世紀の今では「ロッシーニの大傑作」と世界中で絶賛される《ランスへの旅》(1825)。フランス国王シャルル10世の戴冠を祝って作られた、主役級の歌手を10人も要する特別なオペラなので、初演時には4回上演されたのみ。あとは封印され、160年間も眠っていたという「秘作」でもあ…

第一生命ホール ライフサイクルコンサート オペラの楽しみ 〜避暑地で乾杯! 恋のカクテル

オペラで描く人生模様  これは面白そう。さまざまなオペラの名曲を、新たなストーリーに組み込んで楽しく聴かせる『オペラの楽しみ』。2013年に行なわれた初回公演の好評を受けての第2弾だ。前回に続いてオリジナルの脚本を手がけたのは、メゾソプラノの牧野真由美。もちろん彼女も出演する。  物語は、避暑地の小さなホテル「ブロンズ…

明日開幕!藤原歌劇団創立80周年記念《ファルスタッフ》

 藤原歌劇団が1月24日(土)と25日(日)に上演するヴェルディ《ファルスタッフ》公演のゲネラルプローベ(総通し稽古)が会場の東京文化会館で行われた。24日のキャストのゲネプロを観た。  《ファルスタッフ》は、オペラファンにとってはおなじみの名作だが、あまり接する機会がなかったファンの中には「名作という評価は知っている…

粟國 淳(演出)

シェイクスピア時代の舞台の在り方を意識しました  悲劇が得意なヴェルディが人生の締め括りに書いたのは、世間の予想を覆す喜劇のオペラ《ファルスタッフ》(1893)。30歳も若いボーイトに台本を書かせ、自分の気の向くままに筆を走らせたこの名作を、若々しさを舞台に盛り込む演出家の第一人者、粟國淳の“心の眼”はどのように見つめ…