Tag Archive for マーク・パドモア

ポール・ルイス(ピアノ)

ドイツ音楽の深奥とユーモアを自在に表現  骨のある企画で好事家をうならせてきたイギリスのピアニスト、ポール・ルイスが、この晩秋も凝った3プログラムを引っ提げ王子ホールに帰ってくる。テノールのマーク・パドモアと共演した2014年のシューベルト三大歌曲集は高い評価を得たが、今回ルイスは盟友パドモアと共に、2回のリサイタルで…

横浜芸術アクション事業 マーク・パドモア(テノール) × ティル・フェルナー(ピアノ) 「冬の旅」

「冬の旅」の真の姿を求めて  語るように歌う透明で繊細な美声のシューベルトは濃厚な物語性を持つ。この数年、それを日本でも繰り返し聴けるのは、リート・ファンには堪らない体験だ。現在50代半ばのマーク・パドモアが、シューベルトの三大歌曲に取り組み始めたのは40歳を過ぎてからだという。まさに満を持してという言い方がふさわしい…

ティル・フェルナー(ピアノ) シューマン プロジェクト

シューマンを軸に作品の精神水脈を辿る  真摯で誠実——ウィーンの看板を背負った音楽家にとって、それは当たり前に求められる資質であるに違いない。この町の名前は輝かしい伝統と分かちがたく結びついているのだから。だが耳の肥えた聴衆の前で「真摯で誠実である」のは、口で言うほど簡単ではない。問われているのは単なる心構えではなく、…

マーク・パドモア(テノール)&ポール・ルイス(ピアノ) シューベルト 三大歌曲集全曲演奏会

“対話”が織り成す深い世界  2011年から昨年まで2年間かけて、シューベルトが晩年の6年間に作曲した全ピアノ作品を弾くツィクルスを、王子ホールを含む世界の複数の都市で並行して完遂したポール・ルイス。今度はテノールのマーク・パドモアとともにシューベルトの三大歌曲を連続演奏する。三大歌曲、特に「冬の旅」はバリトンのレパー…