Tag Archive for ピアノ

須関裕子(ピアノ)

引く手あまたの室内楽奏者が満を持してソロCDデビュー  2月24日にデビュー盤『ラ・カンパネッラ』をリリースする須関裕子は、室内楽奏者として堅実なキャリアを積み、近年目覚ましい活躍を見せている。初のソロ・アルバムでは「いつも支えてくださった方々に感謝の思いを込めて」選曲し、リストの「愛の夢」、シューマン=リストの「献呈…

マルティーノ・ティリモ(ピアノ)

シューベルトに滲む深い音楽性  “いぶし銀”という言葉が、まさに相応しい。数々の名演を生み出し、往年のピアニスト、シュナーベルやアラウを思わせるピアノの巨匠、マルティーノ・ティリモ。冬の日本へ降臨し、得意とするシューベルトとショパンの名品だけで組み上げたプログラムを通じて、聴衆の心に温かな灯をともす。  キプロス生まれ…

野尻多佳子 ピアノリサイタル 永遠なるものに〜My Passion〜

ピアノ・ソナタの“王道”を極める  繊細な感性で紡がれてゆく旋律が、時空を超えた旅へと誘う。日本はもちろん、ドイツやオーストリア、スイスなど海外でも演奏活動を展開する実力派ピアニストの野尻多佳子。「永遠なるものに〜My Passion〜」と題したリサイタルで、ベートーヴェンの3曲とリスト、4つの名ソナタを取り上げる。 …

加古 隆(作曲/ピアノ)

映画音楽のベスト・セレクションをライヴで披露  独自のピアニズムを確立した演奏家で、日本を代表する作曲家のひとりとしても知られる加古隆。昨年も、今年9月公開予定の日本映画『散り椿』(木村大作監督)の音楽制作に力を注いでいたという。 「映画音楽の場合、基本的なプロセスはいつも同じ。先ず脚本を読んだら、とにかく監督と直に会…

斎藤雅広(ピアノ)

記念アルバムをリリース、みなさんを“夜の世界”にお招きします  斎藤雅広がデビュー40周年を迎えてリリースするアルバムのテーマは、どこか妖しげで大人の雰囲気漂う“夜会”。メインの収録曲は、プーランク「ナゼルの夜会」とシューマン「謝肉祭」だ。 「これを取り上げようと思っていたある日、夢を見たんです。パーティーに出かけると…

田村 響(ピアノ)

ラフマニノフ「2番」で成熟の証しを  2000年に始まった横須賀芸術劇場の「フレッシュ・アーティスツ from ヨコスカ」は、文字どおり、未来へ羽ばたくフレッシュな若き俊英たちをいち早く紹介、サポートするリサイタル・シリーズだ。昨年7月に第50回の節目を迎えたのを記念して、過去の出演者3人をソリストに招き「三大協奏曲」…

マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)

至高のピアニスト、日本最後のステージ  マリア・ジョアン・ピリスの演奏は祈りを思い起こさせる。見栄や虚飾を排し淡々と、しかし音楽に真摯に向かい合う姿勢に、やがて会場の空気までが澄み切ってくるような気分になる。そして美しく彫琢された音が紡ぎだす旋律に乗って、私たちも高みへと連れていかれる。こんな体験をさせてくれるピアニス…

及川浩治(ピアノ)

「エリーゼのために」をプロとして真剣に弾きたいと思っています  「名曲の花束」――及川浩治のリサイタルに付けられた、シンプルにして美しいタイトルだ。曲目を一瞥すると、シューマンの「トロイメライ」やベートーヴェンの「エリーゼのために」、ショパンの「バラード第1番」などが目に飛び込み、よく知られた曲を並べた名曲集のように見…

アレクサンダー・ガヴリリュク(ピアノ)

深い詩情と精彩に満ちたピアニズム  アレクサンダー・ガヴリリュクは国際的な活躍もさることながら、2000年に浜松国際ピアノコンクールで優勝して以来、日本でも着実に知名度を上げながら人気を獲得し続けている。その精緻な音楽づくり、躍動的かつ深みあるタッチで、爽やかに響かせる古典派の語法から、ピアニズムが最高潮に達した後期ロ…

シューベルト「冬の旅」 高橋悠治(ピアノ) 波多野睦美(メゾソプラノ)

固定観念を覆す鮮烈な「冬の旅」  作曲とピアノ演奏を通じて、常に先鋭的なサウンドを構築する高橋悠治。そして、透明感と豊潤さを併せ持つ美声で、古楽から現代の作品までを歌いこなすメゾソプラノの波多野睦美。2人の名手が、シューベルト「冬の旅」のアルバムを発表した。傑作歌曲集の固定観念を覆す、鮮烈な音と言葉の世界。そんな旅を共…