Tag Archive for バス

静岡音楽館AOI × SPAC-静岡県舞台芸術センター共同事業 1940 ―リヒャルト・シュトラウスの家―

 1940年は皇紀、つまり神武天皇の即位から数えて2600年目にあたる。当時、これを祝って万博とオリンピックを同時に行ってしまおうと考えるまで、日本社会は高揚していた。軍国主義もあったが、同時に豊かさへの憧れもあふれていたのである。それがなぜあれほどまでに悲惨な結末を迎えたのか。その顛末には文化・芸術も様々な形で関わっ…

東京・春・音楽祭 ―東京のオペラの森2017―

遂に開幕! 今からでも間に合うおすすめ公演!  いよいよ開幕した「東京・春・音楽祭」。今年も上野の東京文化会館や博物館・美術館を舞台に、多彩な公演が約1ヵ月にわたって開催される。これからでも間に合う注目公演を選んでみよう。  まずは音楽祭の掉尾を飾る「スペシャル・ガラ・コンサート〜東京春祭2017 グランド・フィナーレ…

青木洋也バッハプロジェクト2017 ミサ曲 ロ短調

名手たちが結集して取り組むバッハ畢生の大作  日本を代表するカウンターテナーとして、国内外の舞台で美声を披露してきた青木洋也。指揮者としても活躍しており、今年で活動15周年を迎えた。そんな青木が常に演奏活動の軸としてきたのが、バッハの声楽作品。節目の年、一線で活躍する実力派の盟友たちを結集させ、その中でも畢生の大作と位…

ミハイル・ペトレンコ(バス)〜マリインスキー・オペラ日本公演

取材・文:榊原律子(音楽ライター) ーーオペラのレパートリーは70役以上お持ちだそうですが、今回のマリインスキー・オペラ日本公演では《エフゲニー・オネーギン》のグレーミン公爵、《ドン・カルロ》の宗教裁判長役でご出演です。まず、グレーミン公爵についてお聞かせください。この役はペトレンコさんにとってどのような役でしょうか。…

NHK音楽祭 2016

メモリアル・イヤーの芸術家たちを称えて  この秋もNHKホールを舞台にNHK音楽祭が開催される。例年トップレベルのオーケストラが招かれる同音楽祭だが、今年も豪華なラインナップが実現した。ワレリー・ゲルギエフ&マリインスキー劇場管弦楽団(10/14)、トゥガン・ソヒエフ&NHK交響楽団(10/31)、ダニエル・ハーディン…

フェルッチョ・フルラネット(バス)

マリインスキー・オペラで、“当代随一”のフィリッポを披露  イタリアが生んだ「オペラ界の至宝」フェルッチョ・フルラネット。10月のマリインスキー来日公演でヴェルディ《ドン・カルロ》の国王を演ずるこの大バス歌手が、“当代随一”の定評あるこの役への想いを語る。 「フィリッポ役を初めて歌ったのは1980年です。以来、世界中で…

〈歌曲の森〉〜詩と音楽 Gedichte und Musik〜第20篇 フェルッチョ・フルラネット(バス)

男のロマンを究極の至芸で味わう!  世界のトップ歌手が歌うロシア歌曲を、じっくり聴いたことがあるだろうか? ロシアといえばバス、バスといえばフルラネットだ。このイタリアの歴史的名歌手が、待望の日本初リサイタルを行う。しかもトッパンホールの〈歌曲の森〉20回目で初の全編ロシア歌曲。見逃せないのは言うまでもない。彼はカラヤ…

神戸 夏 第九

真夏に聴く「第九」で新たな発見を  わが国では“年末の風物詩”のイメージが定着している「第九」だが、真夏に聴く秀演は、また違った発見をもたらしてくれるかも。前音楽監督のゲルハルト・ボッセの薫陶を受けて実力を磨き、現音楽監督の岡山潔のもと、独自のサウンド創りで新境地を拓いている神戸市室内合奏団。そして、宇野功芳とのコラボ…

菊地美奈(ソプラノ) うたのおもちゃ箱 DX 〜手紙〜

多彩な共演者を招いての“デラックス版”  ソプラノ歌手・菊地美奈プロデュースの好評『うたのおもちゃ箱』。第3回のテーマは「手紙」だ。《フィガロの結婚》や《椿姫》などオペラの有名な手紙シーンを集めた前半に対して、後半はひとひねり。たとえば片思いの相手に恋文とともに楽譜を送ったが返送されたという悲しい逸話の成田為三の「浜辺…

ザ・キングズ・シンガーズ(ヴォーカル・グループ)

僕らと一緒に旅をしているような気分を味わって欲しい  1968年の結成以来、メンバーを入れ替えつつも、常に合唱王国イギリスを代表する名門・男声グループとしてシーンの頂点に君臨し、世界中の聴衆を魅了し続けている6人組(カウンターテナー2人、テノール1人、バリトン2人、バス1人)。今年は6年ぶりの来日公演が決定し、5〜6月…