Tag Archive for チェロ

Music Program TOKYO プラチナ・シリーズ3 アントニオ・メネセス(チェロ)

名匠と愉しむ世界の“名作の旅”  「“楽器同士の対話”ですね」。アンサンブルに最も大切なことを尋ねると、名チェリストのアントニオ・メネセスは答えた。「ある作品が、ひとつの楽器のために書かれたように聴こえるよう、常に心掛けています」。  ソリストとして国際的に活躍する一方、「ボザール・トリオ」の一員として、室内楽の歴史に…

印田千裕(ヴァイオリン) & 印田陽介(チェロ)デュオリサイタル 〜ヴァイオリンとチェロの響き Vol.6〜

ロマン派の秘曲や現代の佳品を一晩で  デュオの形では耳にする機会が少ない、ヴァイオリンとチェロの組み合わせ。印田千裕&陽介によるデュオは、姉弟ならではの息の合ったアンサンブルで、2つの楽器による響きの美しさを追求し続けている。6回目を迎えたリサイタル。多彩な作品を通じて、その魅力を掘り下げる。  東京芸大から英国王立音…

ヴァレリー・ポリャンスキー(指揮) ロシア国立交響楽団〈シンフォニック・カペレ〉

ロシア音楽ファン必聴!「三大交響曲」再び  あの興奮が帰ってくる! 2年前の7月、ヴァレリー・ポリャンスキー率いるロシア国立交響楽団が、チャイコフスキー交響曲第4番・第5番・第6番「悲愴」を1公演で完奏するという、前代未聞のプログラムを引っ提げ、全国で公演を行った。演奏の質は大丈夫? という心配もまったくの杞憂に終わり…

ヤン・スンウォン(チェロ)

バッハの偉大なる遺産に身も心も委ねる一日  韓国を代表するチェロ奏者であるヤン・スンウォンが、バッハの無伴奏チェロ組曲全曲演奏会を開く。この夏に50歳の誕生日を迎えたベテラン。現在はソウルとパリを本拠に活動している。  無伴奏チェロ組曲には、あるパラドックスを感じているという。 「非常に緻密な細かさと平明で率直な表情と…

河村尚子(ピアノ)

 国際的な実力派ピアニスト、河村尚子は、この10月にドイツの俊才チェリスト、マキシミリアン・ホルヌングとデュオ・リサイタルを行う。彼は23歳でバイエルン放送響の第1首席奏者に就任し、2013年以降はソリストとして活躍。ソニーからリリースされたCDでも高い評価を得ている。 「3年前の日本ツアー以来、年10回以上共演してい…

鈴木秀美 J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 全曲演奏会

 「過去の作品を楽しむなら、それぞれの作品がいつも新鮮に響くように私達は出来る限りの努力をするべきである」。世界的なバロック・チェロの名手で、卓越した指揮者としても活躍、そして楽壇随一の名文家として知られる鈴木秀美。最新エッセイ集『通奏低音弾きの言葉では、』(アルテスパブリッシング刊)の中で、こう述べている。そんな名手…

海野幹雄(チェロ)

10回目の記念コンサートは素晴らしい仲間たちとの共演で  チェロ奏者の海野幹雄が毎年継続しているリサイタルが第10回の節目を迎える。「普通じゃないことをやりたいタイプなので」と笑う海野が組んだプログラムは、ヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバス各々との二重奏を3曲に、ハイドンのチェロ協奏曲2曲という構成だ。 「ハイドンの…

サントリー芸術財団 サマーフェスティバル2017

日本の戦前〜戦後の音楽シーンを俯瞰する意欲的な企画  サントリー芸術財団の『サマーフェスティバル』、今夏の目玉は片山杜秀が監修する「ザ・プロデューサー・シリーズ」だ。博覧強記で知られる片山がとりわけこよなく愛してきたのが、日本の現代音楽。学生時代から足で稼いだ経験と知識は、忘れられた作品へとリスナーを導く数々の仕事へと…

傘寿記念 平井丈一朗 チェロ演奏会

縁の曲とともにバースデーを祝う  「芸術家に年齢はない」との一心で、“平和に繋がる音楽の創造”に身を捧げる人生だ。巨匠パブロ・カザルスの後継者として国際的に活躍を続け、今年で80歳の傘寿を迎えた名チェリスト、平井丈一朗。その記念となるステージは、前半でピアノ、後半でオーケストラと共演し、豊かな音色で、思い入れ深い旋律の…

紀尾井 明日への扉17 伊東 裕(チェロ)

若き名手が紡ぐ雄弁で温かな調べ  魅力ある若手演奏家にリサイタルの機会を提供するシリーズ『紀尾井 明日への扉』の第17回に、音楽へのひたむきさと誠実さで「心に響く」と話題のチェリスト、伊東裕が登場する。  伊藤は奈良県出身で、2008年に開かれた、第77回日本音楽コンクールのチェロ部門で第1位となり、徳永賞も受賞した。…