Tag Archive for カウンターテナー

濱田芳通(音楽監督・リコーダー・コルネット)× 彌勒忠史(カウンターテナー)

音楽的な視点でつづる天正少年使節の物語 1582年2月。本能寺で織田信長が謀反に遭う4ヵ月前、4人の日本人少年を乗せたポルトガル船が長崎を出航した。伊東マンショ、千々石ミゲル、原マルティノ、中浦ジュリアン。「天正少年使節」と呼ばれる、当時13歳の4人は、ザビエル来航以来の日本での布教の成果を誇示するためにヨーロッパに派…

ローム ミュージック フェスティバル 2017

世界を舞台に活躍する名手たちによる豪華な共演  公益財団法人ローム ミュージック ファンデーションの支援で世界に羽ばたいていった音楽家たちが集結する「ローム ミュージック フェスティバル」が、今年もロームシアター京都で開催される。短期間ながら聴き逃せない豪華公演ばかりで、以下駆け足でご紹介していきたい。  初日(7/1…

藤木大地(カウンターテナー)

話題の逸材が歌う「詩人の恋」  現在の日本のクラシック界における“時の人”藤木大地。それは、2012年に日本音楽コンクールで史上初、カウンターテナーで優勝した時の大センセーションをしのぐニュースがもたらされたからだ。今年4月、ウィーン国立歌劇場にライマンのオペラ《メデア》ヘロルド役でデビューするのである。  「ウィーン…

紀尾井午後の音楽会 花鳥風月 其の弐

邦楽と洋楽を一度に楽しむ贅沢  本誌の読者なら、東京・四谷の紀尾井ホールはよくご存知だろう。何度もコンサートに出かけている人も多いはず。でも、同じ建物の5階にある小ホールを訪れたことがある人となると、ぐっと少なくなるのでは。客席数250席の紀尾井小ホールは、貴重な邦楽専用ホール。東京の邦楽コンサートの中心地のひとつとな…

青木洋也バッハプロジェクト2017 ミサ曲 ロ短調

名手たちが結集して取り組むバッハ畢生の大作  日本を代表するカウンターテナーとして、国内外の舞台で美声を披露してきた青木洋也。指揮者としても活躍しており、今年で活動15周年を迎えた。そんな青木が常に演奏活動の軸としてきたのが、バッハの声楽作品。節目の年、一線で活躍する実力派の盟友たちを結集させ、その中でも畢生の大作と位…

第1回 オペラ歌手 紅白対抗歌合戦

豪華歌手陣が繰り広げる真剣勝負!  日本を代表するオペラ歌手が一堂につどい、男女に分かれて得意の歌を披露する〜そんなコンサートといえば、NHKが主催する『ニューイヤーオペラコンサート』が有名だ。“オペラの紅白”とも呼ばれるが、元祖『紅白歌合戦』との最大の相違点は、勝ち負けがつかないことだろう。  きちんと勝敗がつく、オ…

ザ・キングズ・シンガーズ(ヴォーカル・グループ)

僕らと一緒に旅をしているような気分を味わって欲しい  1968年の結成以来、メンバーを入れ替えつつも、常に合唱王国イギリスを代表する名門・男声グループとしてシーンの頂点に君臨し、世界中の聴衆を魅了し続けている6人組(カウンターテナー2人、テノール1人、バリトン2人、バス1人)。今年は6年ぶりの来日公演が決定し、5〜6月…

中嶋朋子(女優)

歌の変遷を通じて音楽の知識を深める新シリーズ始動!  女優の中嶋朋子が案内人を務め、総合プロデューサーの田尾下哲や音楽監督の加藤昌則らとチームを組んで音楽劇の歴史をたどるHakuju Hallの『音楽劇紀行』シリーズ。3年間で全6回、多彩な歌手たちが次々に出演し、歌の変遷を通じて音楽の知識を深めるという企画だが、「なる…

アントネッロ「オペラ・フレスカ」 カッチーニ:歌劇《エウリディーチェ》

オペラ最初期に書かれた“もう一つのエウリディーチェ”に挑む  コルネットとリコーダーの達人・濱田芳通が率いる古楽集団「アントネッロ」が展開するバロック・オペラ・プロジェクト「オペラ・フレスカ」。モンテヴェルディの三大作品に続く第4弾では、イタリアのルネサンス末期からバロック初期を生きたジューリオ・カッチーニの歌劇《エウ…

なんでもあーりーミュージック vol.2 洋の東西ふえ、こと、ゆみ

古楽器と和楽器が織り成すダイナミックなステージ  古楽をテーマに掲げつつ、先入観にとらわれることなく時代や地域を超えた音楽的なコラボレートを試みる、横須賀芸術劇場のシリーズ『なんでもあーりーミュージック』。第2回では、シルクロードの東西の終着点である、ヨーロッパと日本の笛や箏、弓に焦点を当てる。ヨーロッパの古楽は、シリ…