Tag Archive for アントン・ケレミチェフ

【稽古場レポvol.2】新国立劇場オペラ新制作《神々の黄昏》

 新国立劇場オペラ2017-18シーズンオープニングとなる新制作、ワーグナー「ニーベルングの指環」第3日《神々の黄昏》(指揮:飯守泰次郎・新国立劇場オペラ芸術監督、演出:ゲッツ・フリードリヒ、協力:フィンランド国立歌劇場)は順調に稽古を積み重ね、ゲネプロ(最終総稽古)を経ていよいよ10月1日に開幕します。  こちらでは…

【稽古場レポvol.1】新国立劇場オペラ新制作《神々の黄昏》

 今年開場20周年をむかえた新国立劇場のオペラ2017-18シーズンが10月1日に開幕する。演目は、開場20周年記念公演ワーグナー「ニーベルングの指環」第3日《神々の黄昏》[新制作](指揮:飯守泰次郎・新国立劇場オペラ芸術監督、演出:ゲッツ・フリードリヒ、協力:フィンランド国立歌劇場)。  去る9月3日にスタッフ、歌手…

細川俊夫のオペラ《松風》が日本初演へ、サシャ・ヴァルツ演出・振付、美術に塩田千春

新国立劇場 開場20周年記念 2017/18シーズン  新国立劇場オペラは2017/18シーズンに、ワーグナー《神々の黄昏》、細川俊夫《松風》、ベートーヴェン《フィデリオ》の新制作3演目と再演7演目を含めた10演目を上演する。なかでも、日本初演となる細川俊夫の《松風》は、演出に世界有数の振付家サシャ・ヴァルツが、美術に…

新国立劇場《死の都》ゲネプロ・レポート

 12日から新国立劇場で上演されるコルンゴルトのオペラ《死の都》のゲネプロ(最終総稽古)が9日に行われました。  コルンゴルトがわずか23歳で作曲した《死の都》の音楽は、年齢からは信じられないほど卓越したオーケストレーションによる絢爛な響き、甘美なメロディにあふれています。リヒャルト・シュトラウスとプッチーニを合わせた…

【WEBぶらあぼ特別インタビュー】新国立劇場オペラ《死の都》 パウル役、トルステン・ケール(テノール)

 亡き妻の思い出に浸って暮らしながら、妻と瓜二つの踊り子マリエッタの魅力に屈していくパウル。この役を2001年のストラスブール上演以来世界中で手掛けてきたトルステン・ケールは、新国立劇場の《死の都》で100回目のパウルを歌う。  「このオペラの魅力の一つは、現実味があって普遍的なところです。登場人物は、ワーグナーのオペ…

【WEBぶらあぼ特別インタビュー】新国立劇場 《死の都》再演演出、 アンナ・ケロ

 新国立劇場の《死の都》は、2010年にフィンランド国立歌劇場で上演されたカスパー・ホルテンの演出。同地ではオペラ・ファンのみならずオペラにあまり親しみのない観客からも絶大な人気を得て、2013年秋に再演された。新国立劇場での再演演出を務めるのは、ホルテンのアシスタントとしてこのプロダクションを知り尽くしたフィンランド…

新国立劇場《死の都》稽古場レポート vol.3

3月12日から上演の新国立劇場《死の都》の稽古場に潜入! オペラパレスではセットが組み上がり、舞台稽古を前に、地下リハーサル室ではオーケストラあわせの最終段階。 昨日からは舞台稽古が始まりました。 舞台稽古は、第1幕〜第2幕を取材。 *写真はクリックすると拡大します。 (Photo:M.Terashi & J…

新国立劇場《死の都》稽古場レポート vol.2

3月12日から上演の新国立劇場《死の都》の稽古場に潜入! この日の稽古は【第3幕】を通しで、その後、【第1幕第6場】を稽古しました。 【第3幕】 パウルは、ブリュージュの街角で出会ったマリーに似た若くて美しい踊り子マリエッタに心奪われて一夜を共に過ごす。しかしマリエッタは・・・ *写真はクリックすると拡大します。 (P…

新国立劇場《死の都》稽古場レポート vol.1

3月12日から上演の新国立劇場《死の都》の稽古場に潜入! 普段なかなか観られない稽古風景を取材しました。 この日の稽古は【第1幕】から。19世紀末、ベルギーの古都ブルージュ。美しい妻マリーを亡くしたパウルは、彼女の遺品に囲まれた「思い出の部屋」に引き籠り、悲しみに耽っています。パウルは友人のフランクに「彼女は生きている…

【WEBぶらあぼ特別コラム】オペラ《死の都》の魅力〜そのロマンティックな世界観

 愛する者が突然亡くなってしまったら、残された側はその悲しみにどう向き合うのか?例えば、ベルギーの人ロデンバックがフランス語で書いた小説『死都ブリュージュ』(1892)では、亡妻と瓜二つの女と出逢った男が、その女性の乱暴な振る舞い − 妻の遺品の『金髪の束』をもてあそぶ − に激昂して彼女を絞殺。さらに深い孤独を抱えな…