Pre-Stage=Prestige

ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)

NYとアムステルダムの伝統を融合したマーラーをお聴かせします  2018年3月にニューヨーク・フィルハーモニック(NYフィル)が次期(2018/19シーズン)音楽監督のヤープ・ヴァン・ズヴェーデンに率いられて来日する。数々の著名指揮者が候補にあがった中で“ダークホース”と目されていた彼の就任が発表された際には、音楽界に…

礒 絵里子(ヴァイオリン)

『エスプレッシーヴォ』はこれまでの様々な経験や思いが籠もったアルバムです  礒絵里子がデビュー20周年を記念してアルバムをリリースし、11月にはリサイタルを開く。1997年に日本演奏連盟主催のリサイタルでデビューした頃は、まだ、ブリュッセル王立音楽院でイーゴリ・オイストラフに師事していた。それから「あっという間の20年…

ウラディーミル・フェドセーエフ(指揮)

チャイコフスキーは私自身だと思っています  今年85歳を迎えたロシアの巨匠フェドセーエフ。彼は今秋、手兵チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送交響楽団)を率いて来日する。同楽団の芸術監督及び首席指揮者となって43年。これは、昨今のオーケストラ界では異例の長さだ。まずその秘訣を尋ねると、彼はこう答え…

小菅 優(ピアノ)

 プロジェクトとは未来(pro)に向けて投げかける(ject)行為をいう。長いスパンをかけて、全体像をじわじわと浮き彫りにしていくプロジェクト企画は、ピアニスト小菅優の得意とするところだ。2010年から6年かけてベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会を実現し、現在も『ベートーヴェン詣』と称してソロのみならず室内楽や歌…

河瀨直美(演出)

映画監督の視点で描く斬新な《トスカ》の世界  『萌の朱雀』(1997)がカンヌ国際映画祭でカメラドールを受賞し、『殯の森』(2007)で同映画祭の審査員特別大賞グランプリを獲得して、映像作家として国際的な評価を確立した河瀨直美がオペラ演出に初挑戦することになった。  劇作家サルドゥが女優サラ・ベルナールのために書き、プ…

シュテファン・ドール(ホルン、アンサンブル・ウィーン=ベルリン)

多彩なプログラムでベストの音楽をお聴かせします  ベルリン・フィルの首席奏者およびソリストとして活躍するホルンの名手シュテファン・ドール。来日も多い中、今秋特に期待されるのは「アンサンブル・ウィーン=ベルリン」のツアーだ。同グループは、1983年にウィーン・フィルとベルリン・フィルの首席奏者によって結成された木管五重奏…

外山啓介(ピアノ)

デビュー10年――今あらためて向き合うショパンの世界  東京芸大在学中に日本音楽コンクールで優勝。その後2007年に行ったデビュー全国ツアーでチケットを完売させ、一躍注目を集めた外山啓介。それから10年、彼はピアニストとして着実に歩を進め、自信と自覚を深めてきた。  この節目の年、外山がリサイタル・ツアーの演目に選んだ…

福間洸太朗(ピアノ)

人々に幸運をもたらす「鳳凰」の飛翔をイメージしてプログラミングしました  文字どおり五大陸を股に掛け、各地の音楽祭やオーケストラから歓待される福間洸太朗。独自のアイディアとコンセプトでしっかりと組み上げる彼のソロ・リサイタルは、常にピアニストとしての信念に貫かれ、聴衆の感動を呼び起こす。今年のリサイタルのために構想した…

勅使川原三郎(演出家・振付家・ダンサー)× 佐東利穂子(ダンサー)

多重・多層的な『月に吠える』となるはずです  『月に吠える』をやりたい。勅使川原三郎はふとおもう。その後、萩原朔太郎のその詩集刊行から100年に、偶然、気づく。ひとつのシンクロニシティがおこっている。 「明治になった、外国文化が入ってきた、侍がいなくなった――江戸時代から明治時代の変化は革命期だったし、混乱期でもあった…

林 正子(ソプラノ)

 声音は朗らか、主張はストレート。でも、品の良い物腰を崩さずに林正子は語る。迸るような声の勢いと知的な解釈力、上背ある抜群のプロポーションを武器にドイツやフランスのレパートリーで大活躍の林だが、昨年も東京二期会《ナクソス島のアリアドネ》で圧倒的な存在感を放ち、大喝采を浴びていた。さて、この名ソプラノが、来る7月、同じく…