Pre-Stage=Prestige

上岡敏之(指揮)

深化と進化を加えながら迎える3年目のシーズン  上岡敏之は、9月に新日本フィルの音楽監督として3年目のシーズンを迎える。就任後2年、彼は手応えを感じつつある。 「一つひとつ地道な作業を続けていくことで、深化と進化が無理なく進み、楽員との距離が縮まってきました。最も力を注いだのは、虚心に帰って楽譜を読むこと。日本独特の演…

原田慶太楼(指揮)

ブルガリア国立歌劇場の《カルメン》は、絶対に何かを感じていただける舞台です  現在シンシナティ響と同ポップス・オーケストラでアソシエイト・コンダクターを務める原田慶太楼。近年は日本でも活躍し、東京フィル、東響、新日本フィルなどに客演している彼は、今秋のブルガリア国立歌劇場日本公演で《カルメン》を指揮する。  まずはその…

外山啓介(ピアノ)

新たな10年に向けての最初のリサイタル、キーワードは“音の情景”  昨シーズン、デビュー10周年を迎えた外山啓介。節目となった全国ツアーは、また一歩自らを成長させる良い経験になったという。 「実はツアーの前半、結構辛かったんです(笑)。デビュー公演と同じ曲目を多く取り上げたので、当時より良くなっていなくては、という考え…

森 麻季(ソプラノ)

人の心に寄り添えるような音楽を届けられる歌手でありたい  デビュー20周年を迎えたソプラノの森麻季が2011年以来続けている「愛と平和への祈りをこめて」シリーズ。その第8回が、9月16日に東京オペラシティ コンサートホールで開催される。このシリーズは、彼女が01年にワシントンで米国同時多発テロに遭遇したことに端を発して…

佐藤俊介(ヴァイオリン)

お客様には“ヴァイオリンであるということ”さえも意識されたくないと思っています  J.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」を全曲演奏するというだけで、スペシャルな印象を受け、客席でやや身構えてしまうという方もいらっしゃるだろう。そう思わせるだけの存在感がある音楽であり、私たちは作曲者および演奏…

嘉目真木子(ソプラノ)

若きディーヴァが《金閣寺》と《魔弾の射手》でみせる新境地  佐藤しのぶ、佐々木典子ら、東京二期会に連綿と続く名歌手の系譜に加わるであろう期待のソプラノ、嘉目真木子。いま最も輝いているオペラ歌手の一人だ。小さいときから歌が好きで、小学2年生でオペラに目覚めたというから驚きだ。 「最初の出会いは大分県民オペラ協会の《魔笛》…

フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)

ベートーヴェンの音楽は、「プロメテウス」に始まっています  世界的指揮者フランツ・ウェルザー=メストは、今年6月、2002年から音楽監督を務めるクリーヴランド管弦楽団を率いてベートーヴェンの交響曲全曲演奏会を行う。これは楽団創立100周年に、地元とウィーンに続いて東京で開催される重要なプロジェクト。2010年の鮮烈な名…

沼尻竜典(指揮)

モーツァルトは《魔笛》で一歩踏み越えた境地に達したと思います  今年、開場55周年を迎える日生劇場は、“モーツァルト・シリーズ”としてモーツァルトのオペラ4作品を上演する。その第一弾は、国内外の歌劇場で活躍する指揮の沼尻竜典と、海外で研鑽を積み同劇場初登場となる演出の佐藤美晴がタッグを組んでの《魔笛》。日生劇場としては…

サカリ・オラモ(指揮)

伝統の音を守りながら革新を加え、さらなる高みへ  フィンランドの音楽一家出身のサカリ・オラモは、1998年バーミンガム市交響楽団の音楽監督に就任し、一躍世界の注目を集めた。以後、フィンランド放送交響楽団を経て、現在はロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者・芸術顧問をはじめ、BBC交響楽団やウェスト…

チョン・ミョンフン(指揮)

東京フィルは、私にとって“日本の家族”です  世界的指揮者チョン・ミョンフンが東京フィルのポストに就いて早17年。いまやその関係は成熟の域に入ったと言っていい。 「時間の経過は大切なこと。私は歳をとるのを喜んでいます。なぜなら色々な意味が深まってくるからです。私と東京フィルはそういう間柄だと思います。最初の共演で知り合…