特集:マリインスキー・オペラ日本公演2016

ヨンフン・リー(テノール)〜マリインスキー・オペラ来日公演

 5年ぶり2度目の来日。2011年のメトロポリタン・オペラ《ドン・カルロ》で、急遽ヨナス・カウフマンの代役としてタイトル・ロールを歌い、ドラマティックな歌唱と演技で日本の観客を釘付けにした。マリインスキー・オペラ日本公演2016では、同じく《ドン・カルロ》の主役を歌う。 取材・文:小田島久恵(音楽ライター) ーーこの5…

マリインスキー・オペラ日本公演レポートvol.3〜《エフゲニー・オネーギン》京都公演よりポロネーズ

8日にロームシアター京都で開幕した、マリインスキー・オペラ日本公演《エフゲニー・オネーギン》より、第3幕のポロネーズを一部動画でご紹介。 (2016.10.8 ロームシアター京都 Photo&Movie:M.Terashi/TokyoMDE) ■マリインスキー・オペラ ワレリー・ゲルギエフ(指揮) マリインス…

マリインスキー・オペラ日本公演レポートvol.2〜《エフゲニー・オネーギン》最終リハーサル

まもなく開幕する、マリインスキー・オペラ日本公演2016。ロームシアター京都で10月7日、《エフゲニー・オネーギン》の最終リハーサルが行われた。 10月8日(土)、当日券は12:30からロームシアター京都メインホール入口前でS席39,000円、A席27,000円(A席学生優待価格5,000円、要学生証提示)を販売する。…

新スター誕生!ユリア・マトーチュキナに聞く〜マリインスキー・オペラ日本公演

 いよいよ開幕目前のマリインスキー・オペラ。《ドン・カルロ》でエボリ公女役、10月16日の《エフゲニー・オネーギン》でオルガ役のユリア・マトーチュキナをインタビュー。 ーー今回が初来日ですか? いいえ2回目です。2011年《影のない女》で、小さな役でしたが出演しました。洋服ダンスと洗濯機から、とっても綺麗なブルーのドレ…

マリインスキー・オペラ日本公演レポートvol.1〜ロームシアター京都での仕込み風景

10月8日(土)にロームシアター京都で開幕する、マリインスキー・オペラ日本公演2016。明日の《エフゲニー・オネーギン》公演に向け、会場ではセットの最終調整中。 (2016.10.7 ロームシアター京都 Photo:M.Terashi/TokyoMDE) セット替えや小道具を準備するため、メインホールに隣接するサウスホ…

ヨンフン・リー 特別インタビュー

自身のキャリアと《ドン・カルロ》を語る  ヨンフン・リー、テノール。1973年に韓国で生まれた彼が、メトロポリタン歌劇場にデビューしたのは、2010年の11月29日、ヴェルディ《ドン・カルロ》の題名役で、だった。こういうスピント系の大役をアジア人テノールがMETで歌うのは、1990年代の市原多朗以来、初めての事であった…

ミハイル・ペトレンコ(バス)〜マリインスキー・オペラ日本公演

取材・文:榊原律子(音楽ライター) ーーオペラのレパートリーは70役以上お持ちだそうですが、今回のマリインスキー・オペラ日本公演では《エフゲニー・オネーギン》のグレーミン公爵、《ドン・カルロ》の宗教裁判長役でご出演です。まず、グレーミン公爵についてお聞かせください。この役はペトレンコさんにとってどのような役でしょうか。…

ヴィクトリア・ヤストレボヴァ〜《ドン・カルロ》エリザベッタ役

ーー今回の《ドン・カルロ》の公演で、エリザベッタ役をどのように演じたいと思っていらっしゃいますか?  エリザベッタのイメージをわかりやすく伝えられたらと思います。  あまり感情的でない役柄ですので彼女のイメージを表現するのはなかなか難しいのです。ところどころで感情が現れるのですが、例えば第4幕は、ずっと感情を隠し続けな…

フェルッチョ・フルラネット(バス)

マリインスキー・オペラで、“当代随一”のフィリッポを披露  イタリアが生んだ「オペラ界の至宝」フェルッチョ・フルラネット。10月のマリインスキー来日公演でヴェルディ《ドン・カルロ》の国王を演ずるこの大バス歌手が、“当代随一”の定評あるこの役への想いを語る。 「フィリッポ役を初めて歌ったのは1980年です。以来、世界中で…

フェルッチョ・フルラネット〜《ドン・カルロ》フィリッポ2世役に向ける目線

 オーストラリアの音楽芸術専門誌『ライムライト』に掲載されたフェルッチョ・フルラネットのインタビュー。 文:クライヴ・パジェット 訳:高橋美佐  (2015年7月12日『ライムライト』特集記事より抜粋)  2015年の当記事発表時、フルラネット66歳。20代のころ、音楽の道に進むにあたり、プロとしての経歴はなかったもの…