インタビュー

ユーリ・テミルカーノフ(指揮)

楽団員の一体感を誇りに思います  賢人の風格、とでも言うのだろうか。インタビューの場となった一室に入ってきたとき空気がフッと和らぎ、静かに語り出すその内容には言葉の重みが感じられる。ユーリ・テミルカーノフは間違いなく現在のロシアを代表するマエストロであり、ショスタコーヴィチらが生きた旧ソビエト時代から混乱の90年代を経…

藤原道山 (尺八)

3人が旅を重ねて築いたサウンドです  現代・純邦楽界屈指の逸材であり、2001年のデビュー以来、様々なコラボレーションで尺八の新たな可能性を切り拓いてきた藤原道山。チェロの古川展生、ピアノの妹尾武の3人からなる人気ユニット・KOBUDO-古武道-もそのひとつで、音から旅の風景が広がるような新作アルバム『OTOTABI-…

川畠成道 (ヴァイオリン)

デビューから15年、そしてさらに先を見つめる  1998年にサントリーホールで鮮烈なデビュー(小林研一郎指揮/日本フィル)を飾って以来、ソリストとして精力的な活動を展開している川畠成道。毎年数多くのリサイタルやオーケストラとの共演を行い、CDリリースを重ねて来た人気ヴァイオリニストが今年12月と来年3月に、デビュー15…

青柳 晋 (ピアノ)

シューベルトの想念に迫る  青柳晋の自主企画リサイタルシリーズ《リストのいる部屋》が、今年で8回目を数える。リストを“ホスト”として、毎年1人の作曲家を“ゲスト”に迎えるというコンセプトのもと、青柳がその年に演奏したいと感じる作品ばかりを取り上げてきた。  今年のゲストはシューベルト。これまで一度もメインプログラムに入…

アンドレイ・アニハーノフ (指揮)

現代に合った解釈の「第九」をお届けしたい  12月に入ると、今年も全国各地で毎日のように演奏されるベートーヴェンの「第九」。どれを聴くか選びかねている方に、2013年の聴き納めとしてお薦めなのが、ウクライナの名門・キエフ国立フィルが高らかに歌い上げる歓喜の歌だ。指揮を務めるロシアの名匠アンドレイ・アニハーノフに、公演の…

ワーヘリ〈外囿祥一郎(ユーフォニアム)&次田心平(テューバ)〉

“世界遺産”級のデュオ、日本初登場!  ユーフォニアムの第一人者・外囿祥一郎と読売日響のテューバ奏者・次田心平が、新ユニット「ワーヘリ」を結成。CD『スマイル』をリリースし、コンサートも行う。 「今年3月に兵庫で2人のワンコイン・コンサートをやったら大ホールが満席になった。そこで色々な可能性があるな…と話が進み、この夏…

坂下忠弘 (バリトン)

目指すは“癒しの声”  「京都のお茶屋」のごとく入り口は上品でこじんまり。でも、ホールの中は開放感に富む別世界。木の床と漆喰の壁で上質の音空間が生まれている。「何十軒と訪ねてこの『sonorium(ソノリウム)』に辿りつきました」と話すバリトン坂下忠弘が、年末コンサートへの抱負をじっくり語る。 「音響も空調も極上のピア…

藤田真央 (ピアノ)

古典から現代までを弾きこなす驚異の中学3年生  14歳の新星、現る。今年8月ウィーンで行われたロザリオ・マルチアーノ国際ピアノコンクールで第1位に輝き、併せてワーグナー・ヴェルディ賞を受賞した藤田真央は、現在埼玉県のコロンビアインターナショナルスクールに通う中学3年生。藤田の実力は、2009年の日本クラシック音楽コンク…

児玉 桃 (ピアノ)

音楽の歴史の流れをエチュードで捉える  フランスものや現代音楽をはじめ、幅広いレパートリーを優れた感性で弾きこなす児玉桃。鳥の24時間を描いたメシアンの「ニワムシクイ」に、ラヴェル、武満を合わせたECMの新録音では、20世紀に生まれた輝かしい作品たちをコントラスト鮮やかに描き分けている。  エチュードをテーマとした12…

ポール・メイエ (クラリネット)

もっとも美しい、2つの五重奏曲をお届けします  弱冠13歳でデビュー以来、世界の一流楽団や巨匠と共に名演を重ね、今や「現在最高のクラリネット奏者」と目されるポール・メイエ。そして、ヴァイオリンの豊嶋泰嗣と矢部達哉、ヴィオラの川本嘉子、チェロの上村昇という我が国の名手で構成されたアルティ弦楽四重奏団。彼らがタッグを組み、…