インタビュー

ポール・メイエ (クラリネット)

もっとも美しい、2つの五重奏曲をお届けします  弱冠13歳でデビュー以来、世界の一流楽団や巨匠と共に名演を重ね、今や「現在最高のクラリネット奏者」と目されるポール・メイエ。そして、ヴァイオリンの豊嶋泰嗣と矢部達哉、ヴィオラの川本嘉子、チェロの上村昇という我が国の名手で構成されたアルティ弦楽四重奏団。彼らがタッグを組み、…

福間洸太朗 (ピアノ)

キーワードは『五輪書』  ニューヨーク・デビューリサイタルから10周年を迎えた福間洸太朗。この節目の年、彼に第39回日本ショパン協会賞が贈られた。11月20日には『バラードの音魂(おとだま)〜ショパン作品集』と題する新譜もリリースする。 「ショパンの作品は数ヵ月弾いていないと『何かが足りない』と感じるほど、僕にとって大…

マリアンネ・コルネッティ(メゾソプラノ)

ウルリカは《仮面舞踏会》のキーパーソンです  ヴェルディの劇的な役柄で世界中から引っ張りだこのメゾソプラノ、マリアンネ・コルネッティ。5、6月の新国立劇場《ナブッコ》では猛女アビガイッレで大成功を収めた彼女が、今秋のトリノ王立歌劇場来日公演では《仮面舞踏会》の占い師ウルリカを演じる。 「日本の皆様は全身全霊を傾けて聴い…

後藤 泉 (ピアノ)

「第九」の“芯”や“骨格”を味わってください  ウィーン・フィルの首席奏者をはじめ、国内外のトッププレイヤーと共演を続けている実力派ピアニスト、後藤泉。11月にマイスター・ミュージックから6年ぶりに新譜を発表することになった。今回がソロ2作目で、リストのベートーヴェン編曲の中でもとりわけ難曲として知られる交響曲第9番「…

清水和音

新たな挑戦の思いをこめて  5年先のことはわからない、と人は言う。だが、よく生きていれば、微笑みかけるものはある。  清水和音が、5年間の春と秋をピアノ音楽の珠玉の名曲で彩る。スカルラッティ、バッハから、おそらくプロコフィエフ、シマノフスキまで。全10回のシリーズは題して《清水和音 ピアノ主義》。一つひとつのプログラム…

大崎結真 (ピアノ)

輝くような美をお届けしたい  キラリと輝く感性、技術そしてキャリアをも持ち合わせた若手ピアニストを紹介する彩の国さいたま芸術劇場《ピアノ・エトワール・シリーズ》。この12月には大崎結真が登場する。大崎は高校卒業と同時にイタリア、フランスへ留学し、ロン=ティボー、ジュネーヴ、リーズなど名だたる国際コンクールで上位入賞を果…

アトリウム弦楽四重奏団

チャイコフスキー全曲は大きなチャレンジですね  ロンドンとボルドーの弦楽四重奏コンクールで優勝し、世界を舞台に躍進中のアトリウム弦楽四重奏団が、11月末に、チャイコフスキーとショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全曲演奏プログラムを携えて来日する。 「チャイコフスキーの音楽にはそれは深い感情と魂がこもっていて、我々アトリウム…

ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)

シューベルトの個人的な“音楽語法”に近づく  ドイツの伝統を継承する巨匠、ゲルハルト・オピッツが2010年から東京で続けてきた、シューベルトの連続演奏会(全8回)。この好企画が、いよいよ12月に完結の時を迎える。作曲家の晩年に焦点を当てた第7回(3つのピアノ曲D946、ソナタ第17番 他)と、キャリアの最初と最後に視点…

スタニスラフ・ スクロヴァチェフスキ●指揮

元気を保つ秘訣は、音楽に対する集中力とワイン(?)  現役最高齢の指揮者の一人であるスタニスラフ・スクロヴァチェフスキは、今年10月3日、90歳の誕生日を日本で祝った。当日は、桂冠名誉指揮者を務める読売日本交響楽団の東京オペラシティ公演。終演後、読響が「ハッピー・バースデイ」を奏でると、会場は温かな拍手に包まれた。 「…

西村 朗(作曲)

神、人間、創造について問う壮大な物語  インド哲学の粋を極めた大叙事詩『マハーバーラタ』の第6巻にあたる『バガヴァッド・ギーター』。ヒンズー教での幻影の力「マーヤー」を超越し、絶対的な存在である聖バガヴァッドに近づくことで、解脱の境地に至ろうとする選ばれた戦士アルジュナ。その苦悩と決断。宇宙的な規模で神、人間、存在につ…