インタビュー

外山啓介(ピアノ) billboard Classics 組曲「宿命」〜映画『砂の器』公開40周年記念

映画に密着した曲のイメージを音にする挑戦  日本映画の不朽の名作『砂の器』が、今年で公開40周年を迎える。映画のクライマックスで登場人物が弾き振りをするピアノ協奏曲「宿命」が、この春コンサートホールで蘇る。独奏を務めるのは外山啓介。その繊細で切れ味の鋭い音色が、映画の主人公「和賀英良」の悲劇的な運命を辿る。 「名画の重…

小林沙羅(ソプラノ)

歌の花束をおとどけします  オペラの舞台からソリストと国内外で活躍中の可憐なソプラノ、小林沙羅が待望のデビュー・アルバム『花のしらべ』をリリースする。 「様々な作曲家の花にまつわる歌曲を集めてみて、今回はドイツ語・イタリア語・日本語に絞って、花束を作るように色合いなど組み合わせを考えながら選びました。現在の私らしさが出…

ガエタノ・デスピノーサ(指揮)

急上昇のタクトで、音楽史の転換点を聴く  ガエタノ・デスピノーサは、1978年イタリアに生まれながら、2003〜08年ドレスデン国立歌劇場のコンサートマスターを務めた。そして「当時の音楽監督ルイジから認められて」指揮者へ転身。ヨーロッパ各地でセンセーショナルな成功を収めている。来日も多く、2012年4月にはNHK交響楽…

須川展也(サクソフォン)

サックスを通じて“僕”という人間が形成されました 「サックスは“人間”そのもの。喜怒哀楽すべての感情を音で表現できますから。クラシック、ジャズ、ロック、ポップス、演歌、そして現代音楽まで、サックスを通してあらゆるジャンルの音楽に触れた30年間、そこで“僕”という人間が形成されました。人生を何度やり直しても、僕は絶対にサ…

ジョナサン・ノット(指揮)

私が常に意識しているのは、経験を聴衆と“分かち合う”ことです  この4月から東京交響楽団の音楽監督に就任する、ジョナサン・ノット。首席指揮者を務めるバンベルク響に黄金時代をもたらし、ベルリン・フィル、ウィーン・フィルなどに客演を重ねるこの世界的名匠が、前任者スダーンによって磨き上げられた東響の精緻でノーブルなサウンドに…

ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)

私とオーケストラは“魔法”のような神秘的な関係で強く結ばれています  「次世代を担う逸材中の逸材」と目され、一昨年にアメリカの名門フィラデルフィア管弦楽団の音楽監督に就任して、世間をあっと驚かせたヤニック・ネゼ=セガン。華麗な“フィラデルフィア・サウンド”を武器に、数々の秀演を生み出し続けて来た名門にあって、なお「これ…

広上淳一(京都市交響楽団常任指揮者) 京都市交響楽団 東京公演

京響がなぜ評判がいいのか、聴いていただければわかります  2008年広上淳一が常任指揮者に就任して以来、京都市交響楽団は大きく飛躍したと評判だ。彼は果たして何をしたのだろうか? 「実は何もしてないのですよ。スパルタ的な練習もしていないですし、ただ信頼関係を築くことに力を注ぎました。彼らの潜在能力を信じ、私ができない場合…

諏訪内晶子 (ヴァイオリン)

メンデルスゾーンの協奏曲は、単に甘美な音楽ではありません  人気ヴァイオリニスト・諏訪内晶子が、来年3月にヴァシリー・ペトレンコ(指揮)オスロ・フィルとメンデルスゾーンの協奏曲を共演する。もちろんこの曲は「30年以上演奏している、最も演奏回数の多い作品の一つ」だ。 「印象深かったのは、テミルカーノフ&サンクトペテルブル…

金子亜未(オーボエ)

ソロとオーケストラで活躍する逸材登場  札幌交響楽団の首席奏者で、2012年国際オーボエコンクール・軽井沢で歴代日本人最高タイとなる第2位に入賞した金子亜未が紀尾井ホールのシリーズ《紀尾井 明日への扉》に登場する。 「聴きやすい曲、わかりやすい曲を選んでみました。ドニゼッティのソナタとポンキエッリの《カプリッチョ》は、…

ARCUS(室内オーケストラ)

「指揮者なし」のオーケストラの瑞々しい情熱  全国の主要オーケストラの若手奏者たちが中心となって活動する指揮者なしの室内オーケストラ ARCUS。団名はラテン語の「虹」に由来し、「作曲家、演奏家、聴衆を、虹の架け橋で繋ぎたい」という願いが込められている。2005年にフィリアホールでデビューを飾って以来、「自分たちのやり…