インタビュー

篠﨑和子(ハープ)

“こだわりの名曲”を最高の楽器で聴いてください 「ハープの名器で知られるライオン&ヒーリー社創業150周年のお祝いの年なので、まずはハープの魅力の詰まった作品を弾いて楽器の魅力を伝えられたらと思います」  篠﨑和子は5年ぶりとなる自らの本格的なソロ・リサイタルへの抱負をそう語り始めた。  今回のリサイタルは前半が「幻想…

ニュウニュウ(ピアノ)

神童ピアニストの変貌を聴く  10代後半の若者の身体的、精神的な発展は著しい。12歳の初来日で披露した、目を見張るほどのテクニックとあどけない表情が記憶に残る方も多いだろうが、17歳になったニュウニュウは、明晰な頭脳と強い意志を持ったピアニストへと大きな変貌を遂げた。 「今はアメリカで学んでいて、9月には大学に進学しま…

工藤セシリア(ピアノ)

ドビュッシーの音楽に魅せられて…  フランスで生まれ育ったパリ在住の日本人ピアニスト・工藤セシリアが7月にCDデビューし、リサイタルを開く。父親はフルート奏者の工藤重典。母親もフルート奏者。 「一家にフルート奏者は3人も要らないのだそうです。吹いてみたことはありますが、酸素不足でフラフラになって。倒れるならまず楽器を置…

小松亮太(バンドネオン)

《ブエノスアイレスのマリア》を親しめる作品に高めたい  昨年、満場の聴衆を熱狂の渦に巻き込んだピアソラの最高傑作が再び蘇る! タンゴの表現領域を切り拓き続けるバンドネオン奏者、小松亮太と13人の仲間によるタンゴ・オペリータ《ブエノスアイレスのマリア》が7月に上演される。テキストは、アルゼンチンの代表的詩人、オラシオ・フ…

池村京子/佐野隆哉/島田彩乃/橘高昌男/宮崎明香 パリ5人組〜パリ祭に贈る5人組の競演〜

パリ祭はピアノ三昧!  池村京子、佐野隆哉、島田彩乃、橘高昌男、宮崎明香。パリ留学をともに過ごした若さあふれるピアニスト仲間が、昨年に続いて7月14日の「パリ祭」(フランス革命記念日)にコンサートを開く。 宮崎 「全員が一緒にパリにいたのは2005〜06年です」 佐野 「でも、パリでこの5人だけで集まったことはなかった…

須藤慎吾(バリトン)

興奮を呼ぶ豊かな声量と深い情感  舞台で今、最も「覇気」を感じさせるバリトン——須藤慎吾の歌を聴くたび、そう思わずにはいられない。藤原歌劇団のホープとして期待の須藤、5月にはCDデビューを果たし7月にはそれを記念してのリサイタル、秋も藤原歌劇団《ラ・ボエーム》(11/2・Bunkamuraオーチャードホール)など大舞台…

菅野潤(ピアノ)

モーツァルトとフランスもので聴く円熟の境地  パリを拠点としてヨーロッパと日本で活動を続けるピアニスト菅野潤が、今年で演奏活動30周年を迎えた。その記念リサイタルが7月に浜離宮朝日ホールで開かれる。このホールは「いくつも思い出深いコンサートを開き、音楽的なインスピレーションを与えてくれた場所」と菅野は語る。  30年前…

シャーロット・ド・ロスチャイルド(ソプラノ)

“歌の花束”をお届けします  18世紀末から続く欧州の名門ロスチャイルド家の血筋を引き、同家ゆかりの音楽家の作品を集めたプログラムを始め、花や動物、クラシック・カー、ワイン、宝石など華麗な“ファミリーコネクション”をいかしたテーマによる公演を世界中で披露。近年は頻繁に日本を訪れ、情感溢れる日本語歌唱で聴衆を魅了している…

堀内康雄(バリトン)

ダイナミックな“男声デュエット”をお楽しみください  日本が誇るバリトンとして、国内外で活躍中のベテラン、堀内康雄。7月にはテノール西村悟とジョイント・コンサートを開く。第一人者が「後輩に胸を貸す」意気込みを尋ねてみた。 「西村さんはいま最も輝いている若手ですね。美しく、どこまでも伸びるテノールは必聴でしょう。今回は2…

荒井英治(ヴァイオリン/モルゴーア・クァルテット)

4つの弦で奏でる“ロック魂”  東京フィルのコンマス、荒井英治が参加している弦楽四重奏団「モルゴーア・クァルテット」によるプログレッシヴ・ロック集の第2弾『原子心母の危機』は今回もキング・クリムゾン、ピンク・フロイド、ELP、イエス、ジェネシスの5大バンドに絞った鉄壁の選曲で唸らせる。 「二番煎じになってしまうのを避け…