インタビュー

ファビオ・ビオンディ(音楽監督/ヴァイオリン)

 神奈川県立音楽堂60周年を記念して、来春ヴィヴァルディのオペラ《メッセニアの神託》が上演される。イタリアの古楽の鬼才、ファビオ・ビオンディ率いるピリオド楽器のアンサンブル、エウローパ・ガランテに、ヴィヴィカ・ジュノー、マリアンヌ・キーランドら名歌手たちが出演。彌勒忠史の演出による舞台上演である。  《メッセニアの神託…

吉田 都

 吉田都が『ボレロ』を舞う。  東京文化会館で行われる「日本舞踊×オーケストラ Vol.2」公演において、日本舞踊の男性群舞と共演するのだ。 「『ぜひ』とお受けしましたが、ベジャールの『ボレロ』を観て育っていますから、恐れ多いという気持ちもありました。構成・演出をなさる花柳壽輔先生が、ベジャールさんと直接、『ボレロ』の…

礒山 雅(いずみホール 音楽ディレクター)

モーツァルトの美学の神髄に迫る  『ウィーン音楽祭 in OSAKA 2012』や『バッハ・オルガン作品全曲演奏会』など、意欲的な自主企画で全国から注目を集めている、大阪のいずみホール。同ホールが昨年からスタートさせて好評を博しているシリーズが『モーツァルト 未来へ飛翔する精神』。モーツァルト成人後の作曲家としての轍を…

キヨヅカ☆ランド〜清塚信也&髙井羅人

エキサイティングな“男の連弾”誕生!  圧倒的なテクニックと抜群の表現力をもつ、多芸多才なピアニスト清塚信也が、新たに“ピアノのエンターテインメント・パーク”を打ち立てた。名付けて「キヨヅカ☆ランド」。9月3日にデビューCD+DVDをリリースした連弾ユニットだ。連弾のパートナーは髙井羅人(らんど)。プロフィールには「謎…

ウェルナー・ヒンク(ヴァイオリン/ウィーン弦楽四重奏団)

ウィーンSQの集大成をお聴かせします 「結成50周年というのはたしかですが、活動自体はもっと前からなのです」  ウィーン弦楽四重奏団のリーダーであるウェルナー・ヒンクはこう切り出した。 「戦後モノがなかった時代に少年時代を送った私にとって、友人と音楽を奏でることは最高の“遊び”でした」  やがて音楽院に学び始めたヒンク…

小島幸雄(有限会社コジマ録音社長)

レコーディング第1号は近藤譲の『線の音楽』でした  独立系レーベルならではの“こだわり”で、様々なジャンルの演奏家たちと話題性溢れる数多のアルバムを世に送り出し、今年6月に創立40周年を迎えたコジマ録音。看板通り、作品の魅力を最大限に引き出す確かなレコーディング技術でも高い評価を受ける同社の原点は、小島幸雄社長の学生時…

清水直子(ヴィオラ)

弾く楽器にかかわらず、名曲は名曲として存在し続けるのです  あれ? これはなんの曲だったっけ…。 清水直子がヴィオラで演奏するJ.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲第5番」を聴きながら、ふと考えてしまった。幸か不幸か曲を知る者にとっては、チェロ作品の編曲という先入観に支配されてしまいがちだが、聴いているうちにそんなことは忘…

樋上眞生(ピアノ)

リャプノフの魅力をぜひ知ってもらいたいと思います  ピアニストというより職人系の美術家を思わせるタフなルックスが印象的な樋上眞生。大曲揃いのデビュー・アルバムも大胆だ。特に「5人組」の主柱バラキレフの門下生にあたる知られざる作曲家、リャプノフのピアノ・ソナタが耳を惹く。 「学生時代からロシア系作曲家の作品が持つ泥臭い雰…

宮崎蓉子(バロック・ヴァイオリン)

バロックの名曲・秘曲を集めて  ロンドンで研鑽を積んだバロック・ヴァイオリンの宮崎蓉子が待望の初ソロCD『チャッコーナ』をリリースする。  古楽を学び始めたのは高校生の頃だったそう。 「それまでは古楽器の存在すら知らなかったのですが、師事していた瀬戸瑤子先生がある日突然、『古楽器が合ってるんじゃないかしら』と、バロック…

樋口達哉(テノール)

イタリア仕込みの美声で聴く人を虜に  二期会の看板テノール、待望の2ndアルバム。舞台ではオペラのみならず、オペレッタ、邦人作品などレパートリーを広げている樋口だが、かつて研鑽を積んだ地、イタリアの歌曲からカンツォーネまでを収めた本作はまさにその歌声の核心だ。 「オペラの全盛期である19世紀末の歌曲から民謡、ポップス寄…