インタビュー

海野幹雄(チェロ)

俊英が挑むベートーヴェンのチェロ・ワークス  ソロや室内楽、オーケストラへ首席客演と近年活躍めざましいチェロの俊英。恒例となった9月の王子ホールでのリサイタルは今年、ベートーヴェンが遺したチェロを含む二重奏の全作品を1日で弾くという意欲的なプログラムとなった。 「ベートーヴェンのチェロ・ソナタはあまりにも偉大な存在です…

ハリー・クプファー(演出)

すべての登場人物は旅の途上にあるのです  これまで数々の来日公演で話題を呼んだ巨匠演出家ハリー・クプファーが、満を持して新国立劇場2014/15シーズンの開幕公演を手がける。演目はワーグナー最晩年の楽劇《パルジファル》。クプファーはこれまで、この作曲家の主要作品のすべてを演出、舞台を脱神話化しながら、社会における人間の…

ダニエル・ハーディング(指揮)

新日本フィルとの信頼関係は確実に深まっています  ダニエル・ハーディングは、新日本フィルハーモニー交響楽団のMusic Partner of NJPとして、今秋5シーズン目を迎える。これまでもマーラーをはじめ数々の名演を残してきたが、より関係を深めた今後の共演への期待も大きい。そこでまずは新日本フィルへの思いをきいてみ…

アダム・クーパー

 イギリスでロングランを続けたミュージカル、『SINGIN’ IN THE RAIN〜雨に唄えば〜』待望の日本公演で、主人公ドン・ロックウッドを演じる。  タイトル通り、雨の中での歌とダンスがあまりにも有名なこの作品。舞台の上に大量の水が降り注ぐ中、軽快なステップを見せるシーンが話題を集めている。 「公演当…

アントニオ・パッパーノ(指揮)

私とオーケストラは“芸術的なDNA”で結ばれています  アントニオ・パッパーノが2005年に音楽監督に就任して以来、世界的に注目度を高めているローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団。この秋の来日公演では、R.シュトラウスの《アルプス交響曲》とブラームスの交響曲第2番というドイツ音楽をメインに据える。 「今年はR.シュ…

砂川涼子(ソプラノ)

ミミには儚げな個性よりも心の強さを感じます  創立80周年を記念して、藤原歌劇団がこの秋にプッチーニの名作《ラ・ボエーム》を取り上げる。同団の旗揚げ演目でもあった作品であり、パリ下町の青春群像劇として人気の一作だが、今回は2007年にテレビ放映された評判の舞台が復活。前回に続いてソプラノの砂川涼子がヒロイン役を演じる。…

斎藤雅広(ピアノ) 第1回 デザインK国際ピアノコンクール

参加することで、大きな可能性が開ける  国内外に多くのコンクールが存在する中、より自分にとって価値あるものを選んで挑戦することは大切だ。デザインKが行うコンクールは、数あるコンクールの中でもユニークなもののひとつ。オフィス空間をプロデュースするこの会社は、自社が保有するホールを活用して、『デザインK国際音楽コンクール』…

佐藤しのぶ(ソプラノ)

トスカと私の人生を重ねて歌います  今年でデビュー30周年を迎える佐藤しのぶが、人生とともに役を深めてきた《トスカ》をリサイタル形式で歌う。共演はメトロポリタン・オペラなど世界的な歌劇場で主役級のパートをこなしてきたテノールの市原多朗と、《ラ・ボエーム》《ドン・カルロス》など大作オペラへの出演が続くバリトンの堀内康雄。…

本岩孝之(カウンターテナー)

西洋音楽の語法で日本の歌を素敵に表現したいですね  カウンターテナーからバスまでをこなす異色の才能をもつ歌手、本岩孝之。多彩な声域を誇る彼は、ソプラノ歌手の姉、本岩潤子との共演で、日本歌曲の魅力も追求している。CD『富士に寄せて〜姉弟で紡ぐ美しい日本の心・2』のリリースを記念して、9月にはコンサートも開催される。器楽奏…

安達朋博(ピアノ)

多くの人にクロアチア音楽の魅力を広めたい  高校卒業後にクロアチアへ渡り、国立ザグレブ大学・音楽アカデミーで学びつつ欧州各地で演奏活動を展開。帰国後は同国の作曲家による作品の普及活動にも熱心で、現在「日本クロアチア音楽協会」の代表も務める注目のピアニスト。 「それまで何の知識もなかったので、留学先で女性作曲家ドラ・ペヤ…