インタビュー

広上淳一(京都市交響楽団常任指揮者) 京都市交響楽団 東京公演

京響がなぜ評判がいいのか、聴いていただければわかります  2008年広上淳一が常任指揮者に就任して以来、京都市交響楽団は大きく飛躍したと評判だ。彼は果たして何をしたのだろうか? 「実は何もしてないのですよ。スパルタ的な練習もしていないですし、ただ信頼関係を築くことに力を注ぎました。彼らの潜在能力を信じ、私ができない場合…

諏訪内晶子 (ヴァイオリン)

メンデルスゾーンの協奏曲は、単に甘美な音楽ではありません  人気ヴァイオリニスト・諏訪内晶子が、来年3月にヴァシリー・ペトレンコ(指揮)オスロ・フィルとメンデルスゾーンの協奏曲を共演する。もちろんこの曲は「30年以上演奏している、最も演奏回数の多い作品の一つ」だ。 「印象深かったのは、テミルカーノフ&サンクトペテルブル…

金子亜未(オーボエ)

ソロとオーケストラで活躍する逸材登場  札幌交響楽団の首席奏者で、2012年国際オーボエコンクール・軽井沢で歴代日本人最高タイとなる第2位に入賞した金子亜未が紀尾井ホールのシリーズ《紀尾井 明日への扉》に登場する。 「聴きやすい曲、わかりやすい曲を選んでみました。ドニゼッティのソナタとポンキエッリの《カプリッチョ》は、…

ARCUS(室内オーケストラ)

「指揮者なし」のオーケストラの瑞々しい情熱  全国の主要オーケストラの若手奏者たちが中心となって活動する指揮者なしの室内オーケストラ ARCUS。団名はラテン語の「虹」に由来し、「作曲家、演奏家、聴衆を、虹の架け橋で繋ぎたい」という願いが込められている。2005年にフィリアホールでデビューを飾って以来、「自分たちのやり…

沼尻竜典(指揮) びわ湖ホール コルンゴルト《死の都》

 「湖のほとりの歌劇場」びわ湖ホール。指揮者沼尻竜典は、第2代芸術監督として、2007年から同ホールを率いるマエストロ。この3月には近代ドイツのロマンティックなオペラ《死の都》を取り上げる。 「《死の都》は愛情をテーマにしたロマンティックなオペラです。作曲者コルンゴルトはオーストリア系の人ですが、23歳でこのオペラの世…

【WEBぶらあぼ特別インタビュー】新国立劇場オペラ《死の都》 パウル役、トルステン・ケール(テノール)

 亡き妻の思い出に浸って暮らしながら、妻と瓜二つの踊り子マリエッタの魅力に屈していくパウル。この役を2001年のストラスブール上演以来世界中で手掛けてきたトルステン・ケールは、新国立劇場の《死の都》で100回目のパウルを歌う。  「このオペラの魅力の一つは、現実味があって普遍的なところです。登場人物は、ワーグナーのオペ…

【WEBぶらあぼ特別インタビュー】新国立劇場 《死の都》再演演出、 アンナ・ケロ

 新国立劇場の《死の都》は、2010年にフィンランド国立歌劇場で上演されたカスパー・ホルテンの演出。同地ではオペラ・ファンのみならずオペラにあまり親しみのない観客からも絶大な人気を得て、2013年秋に再演された。新国立劇場での再演演出を務めるのは、ホルテンのアシスタントとしてこのプロダクションを知り尽くしたフィンランド…

冨永愛子(ピアノ)

“気持ちの良い満腹感”があるリサイタルを目指します  2008年に開かれた第6回東京音楽コンクールで優勝を果たし、現在はドイツでさらなる研鑽を積むピアニストの冨永愛子が、同コンクールの入賞者リサイタルへ登場する。「音にこだわり続けたい」と、音楽的にも人間的にも劇的な変貌を遂げている俊英が、自らの“いま”を投影するステー…

エマニュエル・パユ (フルート)

新調したばかりの楽器でバロックを魅せる  ベルリン・フィルの元コンサートマスター、ライナー・クスマウルと、同フィルの首席奏者による結成から今年で18年目。世界的な古楽アンサンブルとして知られるベルリン・バロック・ゾリステンが3年ぶりに来日公演を行う。その精緻極まるアンサンブルとともに楽しみなのが、ゲスト・ソリストとして…

マレク・ヤノフスキ(指揮)

 ワーグナーのオペラ・楽劇を毎年1作ずつ演奏会形式で上演してきた東京・春・音楽祭。いよいよ2014年から畢生の大作『ニーベルングの指環』のツィクルスが始まる。指揮を担うマレク・ヤノフスキは、2010年から13年にかけて、手兵ベルリン放送交響楽団とワーグナーの主要10作品を本拠地ベルリンにて演奏会形式で上演し、大成功に導…