インタビュー

ニコライ・ホジャイノフ(ピアノ)

深い精神世界、こだわりのピアニッシモ  パワーと華やかさで魅せようとする若手が次々出現する中で、ニコライ・ホジャイノフはひときわ異彩を放つ。深い精神世界、確固たる信念に基づく繊細な表現。こだわりぬいて鳴らすピアニッシモや静寂を聴かせることができる、貴重な才能だ。  2010年、18歳の最年少でショパン国際ピアノ・コンク…

勅使川原三郎 × オーレリー・デュポン 『睡眠 -Sleep-』

デュポンのコンテンポラリー、初上陸!  世界最高峰のアーティストの共演である。強烈なオリジナリティと揺るぎない世界観の舞台を作り出す演出・振付・ダンサーの勅使川原三郎。その実力は世界でも高く評価され、日本で唯一パリ・オペラ座バレエ団から作品依頼を受けるほど。昨年は同団へ2作目となる『闇は黒い馬を隠す』も発表した。そして…

柄本 弾(東京バレエ団 プリンシパル)

舞台を楽しんでいます!  モーリス・ベジャールが1964年に創作した大作バレエが、パリ・オペラ座来日公演以来15年ぶりに、日本のバレエ団によって初めて上演されようとしている。奇しくも同年に誕生した東京バレエ団の、創立50周年記念シリーズ第7弾『第九交響曲』。同団と共に兄弟バレエ団であるモーリス・ベジャール・バレエ団(B…

アウラ・ヴェーリス(林はるか&林そよか)

新たに生まれ変わる美空ひばりの名旋律  チェロの姉・林はるかと編曲・ピアノの妹そよかのユニット「アウラ・ヴェーリス」の2作目のアルバムは美空ひばりのインスト・カバー。今年没後25年を迎えた昭和の歌姫の名曲13曲がさまざまな表情で収められている。美空ひばりをリアルタイムで聴いた世代ではない2人はCD-BOXで聴き込むこと…

デクスター・フレッチャー(映画監督) 映画『サンシャイン♪歌声が響く街』

80年代の名曲で楽しむミュージカル映画  英国スコットランドの沿岸沿いの街、リースを舞台にした映画が誕生した。『サンシャイン♪歌声が響く街』の原作は、2007年に初演され、英国で大ヒットしたミュージカル。その映画化に、本作が監督2作目となるデクスター・フレッチャーが挑んだ。映画好きの方ならば『ロック、ストック&#038…

外山啓介(ピアノ)

充実した時期迎え、さらなる高みを目指す 「勝負の時期を迎えていると感じます。精神的には今、ピアニストという自分の仕事に大きな充実感を覚えていますし、前向きに落ち着いて臨んでいます。しかしここからはさらに“本物”を目指していきたいですね。“本物”とは理想です。理想は高くありたい」  今年30歳という節目を迎えた外山啓介。…

山田和樹(指揮)

マーラーにはオーケストラの極限的な取り組みが要求されます  マーラーの交響曲は作品のインパクトが強いだけに、その出会いの印象も強烈なものになる。山田和樹が最初に買ったマーラーのCDは、小澤征爾&ボストン響の「巨人」(『花の章』付き)だった。そして、最初に演奏会で聴いたマーラーはインバル&都響の第9番…

白井 晃(演出家/俳優/KAAT神奈川芸術劇場アーティスティック・スーパーバイザー) × 三宅 純(作曲家)

音楽にインスパイアされた世界観  今春、KAAT神奈川芸術劇場のアーティスティック・スーパーバイザーに就任した演出家・白井晃。就任後初、待望の演出作が『Lost Memory Theatre』だ。今作は、作曲家・三宅純の同名アルバムから立ち上げる舞台という、とびきり野心的な試みによるもの。これまで多くの作品を世に送り出…

マルセロ・ゴメス (アメリカン・バレエ・シアター プリンシパル)

ずっと前から踊りたかったザ・スワン。 待ちきれないほど興奮しています!  優雅で気品あふれる王子やセクシーで情熱的な色男、さらには妖しい悪魔まで、異なる役柄を鮮やかに踊りこなすマルセロ・ゴメス。今年2月、所属するアメリカン・バレエ・シアターが来日した際には『くるみ割り人形』の王子と、『マノン』のデ・グリューを演じ、端正…

篠﨑和子(ハープ)

“こだわりの名曲”を最高の楽器で聴いてください 「ハープの名器で知られるライオン&ヒーリー社創業150周年のお祝いの年なので、まずはハープの魅力の詰まった作品を弾いて楽器の魅力を伝えられたらと思います」  篠﨑和子は5年ぶりとなる自らの本格的なソロ・リサイタルへの抱負をそう語り始めた。  今回のリサイタルは前半が「幻想…