インタビュー

朝川万里(ピアノ)

エリオット・カーターの魅力を伝えたい  現代音楽を中心に多彩な演奏活動を行っている朝川万里。ジュリアード音楽院とエール大学大学院で学んだあとにイタリアに渡り、ミケランジェリの高弟であるブルーノ・メッツェーナに師事した。現在は、今年没後5年を迎えたアメリカの作曲家、エリオット・カーター(1908-2012)の作品の普及に…

大友 肇(チェロ/クァルテット・エクセルシオ)

想像以上に音楽が膨らむ気がしていて楽しみです  弦楽四重奏という、無駄のないと思われるアンサンブルをじっくりと味わいつつ、さらに何を加えると新しい地平が広がるのか、という試み。東京の紀尾井ホールで行われている「Quartet Plus」は、ひと晩でその可能性に出会えるコンサート・シリーズだ。その2回目には常設四重奏団と…

ニコライ・ホジャイノフ(ピアノ)

大切なのは感じたままに演奏すること  2010年ショパン国際ピアノコンクールでの演奏で、多くのピアノファンの心をとらえたロシアのニコライ・ホジャイノフ。このとき本選で共演したワルシャワ国立フィルと、1月に再びショパンのピアノ協奏曲第1番を演奏する。指揮はヤツェク・カスプシック。  当時18歳だった彼も今や20代半ば。世…

田村 響(ピアノ)

ラフマニノフ「2番」で成熟の証しを  2000年に始まった横須賀芸術劇場の「フレッシュ・アーティスツ from ヨコスカ」は、文字どおり、未来へ羽ばたくフレッシュな若き俊英たちをいち早く紹介、サポートするリサイタル・シリーズだ。昨年7月に第50回の節目を迎えたのを記念して、過去の出演者3人をソリストに招き「三大協奏曲」…

徳永二男(ヴァイオリン)& 三浦文彰(ヴァイオリン)

オーケストラをバックに師弟競演のコンチェルトが実現  師弟ヴァイオリニストの共演である。2017年にはコンチェルトの弾き振りデビューも果たし、活動の幅を広げている三浦文彰。その三浦をはじめ、数多くの若手奏者を育てつつ、自身もますます音楽を深めている徳永二男。小児がんを発症した患者たちやその家族、そして周辺の環境すべてを…

上野耕平(サクソフォン)& 阪田知樹(ピアノ)

精鋭2人が丁々発止の競演! 「サクソフォンは、管楽器の中で一番機動性が高いんです。低音で動きが遅くなることもありませんし、特殊奏法もある。開発されたのが他の多くの楽器より後なので、現代のピアノとも充分渡り合える豊かな音量を持っています。ほとんど問題が見当たらない、すばらしい楽器なんです!」  そう熱く語るのは、ピアノの…

パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)

「ウエスト・サイド・ストーリー」は独創的で唯一無二の作品です  バーンスタイン生誕100年を記念して、パーヴォ・ヤルヴィがNHK交響楽団とともに「ウエスト・サイド・ストーリー」全曲を演奏会形式で上演する。パーヴォにとって、バーンスタインは幼い頃からの憧れの存在だった。 「エストニアに暮らしていた頃、バーンスタインのレコ…

クラウス・フロリアン・フォークト(テノール)

 2017年9月、バイエルン国立歌劇場日本公演で、ドイツの偉大なヘルデン・テノール、クラウス・フロリアン・フォークトはワーグナーの歌劇《タンホイザー》のタイトルロールを歌い、絶賛された。そのフォークトの次なる日本公演は、東京・春・音楽祭 2018でのワーグナーの歌劇《ローエングリン》のタイトルロール。東京春祭ワーグナー…

ジョン・ノイマイヤー(ハンブルク・バレエ団芸術監督、振付家)

バレエ界の鬼才が語る3つの傑作、そして現在  現代バレエの振付家のなかでも、ジョン・ノイマイヤーほど人気の高い振付家も少ない。端正で繊細な振付。重層的な構成を持つドラマティックな作品でありながら、難解ではなく、独特の抒情性がやさしく心の琴線に触れてくる。2015年には、現代バレエへの貢献を称えられ、権威ある京都賞が贈ら…

【インタビュー】シルヴァン・カンブルラン(読売日本交響楽団常任指揮者)

鬼才が年明けに放つ興味津々の3プログラム  11月の読響公演でメシアンの大作オペラ《アッシジの聖フランチェスコ》を指揮し、歴史的な名演を残したカンブルラン。「素晴らしいコンサートでしたが、私は常に先のことを考えています」と語る彼は、その余韻も冷めやらぬ1月、常任指揮者を務める同楽団に再び登場し、興味津々のプログラムを3…