インタビュー

ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)

LPOと“音符の向こう側”への意識を深められたことを誇りに思います  クライバー、ショルティ、テンシュテットらに比肩しうる才能と呼び声の高いウラディーミル・ユロフスキが、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(LPO)の首席指揮者になって10年。国際的にも評価の高いコンビが、待望の初来日ツアーを今秋行う。 「長年努力し、今…

松本健司(クラリネット)& 齋藤真知亜(編曲/ヴァイオリン)

 N響の首席クラリネット奏者・松本健司と、同楽団の第1ヴァイオリン次席奏者・齋藤真知亜率いるマティアス・ストリングスが、CD『モーツァルト:クラリネット五重奏曲&クラリネット協奏曲』をリリースする。これは「弦楽四重奏版『レクイエム』(齋藤編曲)の延長線上で、モーツァルト後期作品の醍醐味を味わっていただく」(松本)のがコ…

川畠成道(ヴァイオリン)

“マニアック”な作品も楽しめる多彩な90分  音楽ライター山野雄大の解説付きで選りすぐりの演奏をお届けする、第一生命ホールの名物企画『雄大と行く 昼の音楽さんぽ』。来る第12回には人気ヴァイオリニストの川畠成道が登場。「自身もヴァイオリンを弾いた作曲家たち」をテーマにして集めた、時代も国も様々な珠玉の小品を披露する。共…

ウラディーミル・フェドセーエフ(指揮)

チャイコフスキーは私自身だと思っています  今年85歳を迎えたロシアの巨匠フェドセーエフ。彼は今秋、手兵チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送交響楽団)を率いて来日する。同楽団の芸術監督及び首席指揮者となって43年。これは、昨今のオーケストラ界では異例の長さだ。まずその秘訣を尋ねると、彼はこう答え…

小菅 優(ピアノ)

 プロジェクトとは未来(pro)に向けて投げかける(ject)行為をいう。長いスパンをかけて、全体像をじわじわと浮き彫りにしていくプロジェクト企画は、ピアニスト小菅優の得意とするところだ。2010年から6年かけてベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会を実現し、現在も『ベートーヴェン詣』と称してソロのみならず室内楽や歌…

青柳いづみこ(ピアノ)

 名手たちとの共演で多彩な内容を再現  ドビュッシーは来年没後100年を迎える。晩年の活動の軌跡を浮き彫りにしようと、青柳いづみこは2014年からカウントダウン企画のコンサートシリーズを自ら行ってきた。今年は〈1917年のドビュッシー〜最後のコンサート〜〉と題し、最晩年に作曲家が「弾いた曲、聴いた音楽、校訂した作品」に…

篠﨑史子(ハープ)

 ハープは優雅なイメージのある楽器だが、時に激しく、またドラマティックにと、多種多様な表現力をもつ。これまで数々の名演を披露してきたハープ奏者の篠﨑史子が、今年14回目となる「ハープの個展」を開催する。1972年から続けてきた現代音楽を中心とするシリーズで、45周年となる今年は全曲委嘱新作という構成に挑む。 「ハープに…

田中彩子(ソプラノ)

 10代で日本を飛び出し、驚異的な歌唱テクニックを身に付け、一般的なソプラノ歌手よりも遙かに高い音域を持つ“稀代のハイ・コロラトゥーラ”として、欧州で華やかにキャリアを重ねている田中彩子。待望のセカンド・アルバムは、彼女にとって第2の故郷ともいえる「音楽の都ウィーン」に因んだ名曲たちを集めた一枚だ。 「ウィーンに暮らし…

安達朋博(ピアノ)

デビュー10周年はラストに「火の鳥」を弾いた燃え尽きたいですね  「日本クロアチア音楽協会」代表として、20世紀初頭に活躍した同国初の女性作曲家ドラ・ペヤチェヴィッチから現代作曲家まで、知られざる作品群の魅力紹介という大役を務めつつ、独自の感性を持った華のあるピアニストとして様々なシーンで精力的に演奏活動を続けてきた安…

三浦章宏(ヴァイオリン)

 東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターとしてのみならず、ソロや室内楽など多彩な活動を展開している三浦章宏が1日で、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全10曲の完奏に挑む。三浦ならではの意欲的なリサイタルだ。  三浦は50歳になった2011年に「自分のホームグラウンドはオーケストラだから、コンチェルトを弾き…