インタビュー

樫本大進(ヴァイオリン/ベルリン・フィル八重奏団)

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、メンバーがそれぞれ音楽性と人間性の合う人と組んで室内楽を演奏している。その室内楽アンサンブルとして、80年以上前に結成されたのがベルリン・フィル八重奏団である。以後、メンバーを変えながら長年に渡り、世界各地で演奏を行ってきた。このアンサンブル結成のきっかけとなったのは、ほかならぬ…

田村 響(ピアノ)

ラフマニノフ「2番」で成熟の証しを  2000年に始まった横須賀芸術劇場の「フレッシュ・アーティスツ from ヨコスカ」は、文字どおり、未来へ羽ばたくフレッシュな若き俊英たちをいち早く紹介、サポートするリサイタル・シリーズだ。昨年7月に第50回の節目を迎えたのを記念して、過去の出演者3人をソリストに招き「三大協奏曲」…

コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)

バッハの“舞曲”で聴く崇高な境地  次世代の巨匠と目されるコンスタンチン・リフシッツが、今春J.S.バッハに関わる壮大なプロジェクト『BACHは踊る』に挑む。まずはJ.S.バッハの333回目の誕生日である3月21日、紀尾井ホールで「イギリス組曲」全曲、同24日にフィリアホールで「フランス組曲」全曲、そして同25日には所…

柴田真郁(指揮)& 小林厚子(ソプラノ)

ドラマティックな魅力が凝縮されたマスネの秘曲オペラ、いよいよ日本初演!  1876年、内戦状態のスペインで青年アラキルに純愛を捧げる娘アニタと、19世紀末のイタリアで、初老の夫率いる道化一座を抜け出したいと願う女優ネッダ。置かれた立場は対照的ながら“男に傷つけられる女”の哀しさで二人は繋がっている。藤原歌劇団が2月に日…

及川浩治(ピアノ)

「エリーゼのために」をプロとして真剣に弾きたいと思っています  「名曲の花束」――及川浩治のリサイタルに付けられた、シンプルにして美しいタイトルだ。曲目を一瞥すると、シューマンの「トロイメライ」やベートーヴェンの「エリーゼのために」、ショパンの「バラード第1番」などが目に飛び込み、よく知られた曲を並べた名曲集のように見…

鳥木弥生(メゾソプラノ)

《カルメン》に目を開かせてくれた名指導者の言葉  華やかな美貌と深い声音で客席を魅了するメゾソプラノ、鳥木弥生。2月にヨコスカ・ベイサイド・ポケットで《カルメン》のハイライト版(企画・演出:彌勒忠史)に主演。「一筋縄ではいかない妖女」カルメンにどのように取り組むのだろうか? 「フィレンツェに留学中、市民プールなどでロマ…

奥村 愛(ヴァイオリン)

多彩なプログラムを名手たちとの共演で  多彩な活躍で人気を集め、今年デビュー15周年を迎えたヴァイオリニストの奥村愛が、2018年の2月に2日間連続でスペシャル公演を開催する。先ず1日目はウィーンで研鑽を積み、世界の名だたるスタープレイヤーたちと共演を重ねているピアニスト、三輪郁との名曲プログラムを予定。 「三輪さんは…

木嶋真優(ヴァイオリン)

新たな成果を得て臨む、濃密なリサイタル  10代から活躍を続ける木嶋真優は、2016年9月の第1回上海アイザック・スターン国際ヴァイオリン・コンクールで優勝した。 「年齢的に最後の機会に、勝ち負けではなく自分がやりたい演奏を目指して受けました。そこで1ヵ月ホテルにこもって自分と音楽に向き合い、将来のアイディアやビジョン…

朝川万里(ピアノ)

エリオット・カーターの魅力を伝えたい  現代音楽を中心に多彩な演奏活動を行っている朝川万里。ジュリアード音楽院とエール大学大学院で学んだあとにイタリアに渡り、ミケランジェリの高弟であるブルーノ・メッツェーナに師事した。現在は、今年没後5年を迎えたアメリカの作曲家、エリオット・カーター(1908-2012)の作品の普及に…

大友 肇(チェロ/クァルテット・エクセルシオ)

想像以上に音楽が膨らむ気がしていて楽しみです  弦楽四重奏という、無駄のないと思われるアンサンブルをじっくりと味わいつつ、さらに何を加えると新しい地平が広がるのか、という試み。東京の紀尾井ホールで行われている「Quartet Plus」は、ひと晩でその可能性に出会えるコンサート・シリーズだ。その2回目には常設四重奏団と…