インタビュー

安田謙一郎(チェロ)& 藤村俊介(チェロ)

師弟のチェロが織りなす親密な対話  演奏活動と後進の指導の両面で日本の音楽界を築き上げてきた安田謙一郎と、NHK交響楽団の次席奏者としてだけでなくチェロ四重奏団「ラ・クァルティーナ」などでも活躍する藤村俊介。ふたりのトップ・チェリストによるデュオ・アルバム『レゾナンス〜チェロ二重奏〜』がリリースされる。師弟の関係でもあ…

藤井むつ子(マリンバ/サヌカイト)

邦人マリンバ作品のエッセンスをお届けします  マリンバ奏者として、長きにわたり活躍を続けている藤井むつ子。数年ぶりとなるリサイタルでは、1350万年ほど前の太古の石であるサヌカイトの響きが現代に甦る。讃岐産の石からできた透明な響きのサヌカイトを使った楽器、そしてマリンバを軸に展開する待望のコンサートである。今回は共に打…

田部京子(ピアノ)

25年を振り返る、思い出深い選曲  繊細なタッチと瑞々しい響きで聴き手の心をつかむ田部京子。今年は彼女のCDデビュー25周年に当たる。ショパン作品集の発表以来、30枚以上のアルバムを作り続けてきた。 「初めてのレコーディングは今でも鮮明に覚えています。自分で演奏中に聴いていた音と、モニタールームで聴く録音とのギャップに…

アラン・ギルバート(ヴィオラ)

新しい音楽的家族との室内楽がとても楽しみです  2017年まで8シーズンにわたってニューヨーク・フィルの音楽監督を務めた世界的指揮者、アラン・ギルバートは、18年4月から東京都交響楽団の首席客演指揮者に就任した。同楽団には、7月の就任披露公演に続いて、12月に再び登場。その来日の際、彼はヴィオラを弾いて、都響の首席奏者…

竹澤恭子(ヴァイオリン)

デビュー30周年に、思い入れ深い作曲家ばかりでプログラムを組みました  11月、竹澤恭子が紀尾井ホールに帰ってくる。デビュー30周年をリサイタルで寿ぐ。 「紀尾井ホールで弾くのは、自分でも驚いているのですが、20周年の時以来です。表現を無理なく伝えることが出来るホールですね。響きがいいのは当然ですけれど、それ以上にアー…

広上淳一(指揮/東京国際音楽コンクール〈指揮〉審査委員)

いまの完成度より将来伸びそうな若者、未知数の才能と出会いたい  「今、指揮者としてやっていられるのは、このコンクールのおかげです。みんな(アムステルダムで1984年に行われた)キリル・コンドラシン・コンクールに優勝したからでしょ、と言うけれど、そうではありません。82年の民音コンクール(旧称)がなければ、僕はここにいま…

LEO(今野玲央)/箏アーティスト

「古典を学んだことで、自分の音楽に深みが増したと思っています」  〜この夏、新譜「玲央 Encounters:邂逅」を発表した若き箏プレイヤーに聞く〜  邦楽のニュー・ウェイヴ。二十歳の箏アーティスト、新鋭LEOが、昨年のデビュー盤に続く2ndアルバム『玲央 Encounters:邂逅』をリリースした。昨年、東京藝術大…

宮田 大(チェロ)

 多士済々の日本のチェロ界を牽引する若きトップランナー宮田大が、一昨年に続いて無伴奏作品のみを集めたリサイタルに挑む。最も重点を置くのが“無音”だ。 「作曲家が書いた休符の表現を大切にしたいなと思っています。映画で、スローモーションになって音が消える瞬間と同じような感覚。時間が止まるような、あの緊張感が無伴奏の魅力です…

福田進一(ギター)& 松本美和子(ソプラノ)

名手たちに愛されるホールで繰り広げられる華麗なる祝宴  現在は屈指の室内楽ホールとして知られるようになったHakujuホール。2003年10月、渋谷や原宿の街からも近く、目の前には代々木公園の緑が広がるという東京都心の富ヶ谷で産声を上げた。しかも当時はまだ珍しかった300席というサイズの室内楽・リサイタルホールであり、…

松田華音(ピアノ)

若き才媛とロシアの名手たちの美しき共演  日本人初のロシア政府特別奨学生として、現在もモスクワ音楽院に在籍中の松田華音。モスクワと日本とを行き来し、学業と両立させながら、充実の演奏活動を展開している。この秋には、ユーリ・バシュメット(指揮/ヴィオラ)&モスクワ・ソロイスツとの初共演を果たす。 「バシュメットさんは、ロシ…