注目公演

東京・春・音楽祭 2014

10年目を迎える上野の春、今回も魅力的な公演が目白押し  春の上野を華やかに彩る音楽祭として、すっかり定着した《東京・春・音楽祭》。2014年には第10回の節目の年を迎え、例年にも増して魅力的なラインナップが並ぶこととなった。開催期間は3月14日から、4月13日までの1ヵ月間。東京文化会館をはじめ、国立科学博物館や東京…

デイヴィッド・ジンマン&チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団

名コンビの最後の来日公演を逃すな!  これは必聴の公演だ。ジンマン&チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の最後の来日公演である。元々ジンマンの音楽監督の契約は2010年までであったが、オケ側の強い要望のために2014年まで契約が延長されたという。その最終年に日本ツアーが行われる。  ところでジンマンという名前は、ボルティモ…

クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮) 東京交響楽団

俊英が名作に新たな光を当てる  気鋭の指揮者クシシュトフ・ウルバンスキがいよいよ、首席客演指揮者就任後初めて東京交響楽団の指揮台に立つ。  ウルバンスキは1982年ポーランド生まれの新星。東響とのコンビでこれまでにも鮮烈な好演を聴かせてくれている。楽団員からの強い支持にこたえて首席客演指揮者に就任したウルバンスキだが、…

エリック・ハイドシェック (ピアノ)

スマートな感性は喜寿迎えても健在  エリック・ハイドシェックが、2年ぶりに来日する。コルトーに才能を見いだされ、その死の年まで指導を受け続けた彼は、往年の巨匠のピアニズムを今に伝える貴重な存在だ。エネルギーに満ち、人生を楽しんでいる…そんなオーラが音楽にそのままにじみ出ているこのピアニストも、今年で77歳を迎える。日本…

ラ・ディヴィナ・アルモニア 王子ホール クリスマス・コンサート

イタリア・バロックの調べで聖夜の祝福を  チェンバロやオルガンの名手で指揮者としても活躍、「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」の初期メンバーとして、古楽界のみならず音楽界全体に衝撃を与えたサウンド創りの一翼を担っていた、鬼才ロレンツォ・ギエルミ。自ら主宰するアンサンブル「ラ・ディヴィナ・アルモニア」を率いて来日し、クリ…

シルヴァン・カンブルラン(指揮) 読売日本交響楽団

 カンブルラン&読売日本交響楽団の12月定期はバルトークを中心にしたプログラムだ。今回の選曲では、卓抜なオーケストレーションで目にも綾なスペクタクルを展開してくれるバルトークの醍醐味が味わいつくせる。最晩年の白鳥の歌ともいうべき「ピアノ協奏曲第3番」を弾くのはハンガリー人を父、日本人を母に持つ話題の若手、金子三勇士だ。…

ヴェーラ弦楽四重奏団 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全曲演奏会 《完結編》

ついに偉業達成!  東京フィルのコンサートマスター三浦章宏と、N響第2ヴァイオリンのフォアシュピーラー大林修子。そして、東響首席ヴィオラ奏者の青木篤子と、東京フィル首席チェロ奏者の渡邉辰紀。在京一流オーケストラの精鋭たちで結成されたヴェーラ弦楽四重奏団。 「オーケストラは共同作業。皆で創り出す音楽だが、クァルテットは、…

都響メンバーによる室内楽トークコンサート Vol.17

多彩なアンサンブルの愉悦  「調理場のレビュー」と題された、都響メンバーによる室内楽トークコンサートが開催される。日頃オーケストラで聴く都響の名手たちに、ピアノの三舩優子が加わって、愉悦に満ちた室内楽とトークのひとときを過ごせるだろう。  「調理場のレビュー」とはマルティヌーの同名の組曲のこと。クラリネット、ファゴット…

オペラの楽しみ〜イタリア恋占いの旅

ヴェルディの名曲を散りばめた新感覚ステージ  オペラの名旋律と共に“コイバナ”を愉しむのはいかが。《オペラの楽しみ〜イタリア恋占いの旅》は、今年で生誕200年を迎えたイタリア・オペラの巨人ヴェルディのアリアや重唱に乗せ、軽妙な恋物語が展開する新感覚のステージ。メゾソプラノの牧野真由美が、オリジナル脚本を手がけ、地中海へ…

ヨーロピアン・ジャズ・トリオ 第419回 日経ミューズサロン

洗練されたジャズで聴くクラシックの名曲  今ある中で、おそらくもっとも叙情的な音楽を我々に届けてくれるピアノ・トリオの一つだろう。ヨーロピアン・ジャズ・トリオ(EJT)。1984年にオランダで結成されて以来——何度かのメンバー・チェンジはあったものの——30年近くにわたって欧州ジャズ・シーンの一角を担ってきた人気ユニッ…