注目公演

ダニエル・スミス(指揮) 読売日本交響楽団

ヨーロッパで大活躍の新鋭、初登場!  若く才能があるがまだキャリアの入り口にいる、日本では知られていないが海外では高い評価を得ているーそうした指揮者を発掘し、指揮台に立たせる人選眼には昔から定評のある読響だが、この5月に来日するダニエル・スミスも読響のスカウト力が光る公演となりそうだ。  オーストラリア出身でフルーティ…

音のパレットⅢ

栗原小巻も出演の愉悦の時間  『音のパレット』は、作曲家・朝岡真木子の作品展。東京芸大作曲科を卒業後、歌曲から合唱曲、和洋それぞれの楽器のための器楽曲やオペラまで、幅広い作品を手掛ける朝岡は、ピアニストとしても活躍を続けている。第3弾となる今回は、国際的な活動の一方、宝塚歌劇団などの歌唱指導も行うソプラノの飯田純子が、…

ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ

日本とドイツ、それぞれの俊英たちの饗宴  昨年の東京・春・音楽祭でデビューを飾り、情熱的で瑞々しい演奏が絶賛を博したルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ。多数の受賞暦を誇る若手7人で構成される、実力派揃いのアンサンブルだ。18〜19世紀の王道を行く室内楽曲を中心に、幅広い時代や編成の作品も取り上げている彼ら。今回の日…

軽井沢大賀ホール 2014 春の音楽祭

名手たちが集結して春の祝祭を盛り上げる  軽井沢大賀ホールが、2005年の開館当初から続けている『春の音楽祭』。今や地元では、高原に光の季節の到来を告げる風物詩として、すっかり定着している。  今年は、井上道義指揮のオーケストラ・アンサンブル金沢が、豪華なソリスト陣を迎えておくるステージで開幕。ベートーヴェン「田園」や…

澤亜樹(ヴァイオリン)

花開く英国仕込みの夢  英国王立音楽院を首席で卒業し、現在は東京芸大大学院でさらなる研鑽を積む新進気鋭のヴァイオリニスト、澤亜樹。6歳でヴァイオリンを始め、東京芸大付属高校時代にイギリスへ留学、早くも世界を舞台に飛躍を始め、2006年には第17回パリ国際バッハコンクールのヴァイオリン部門で第2位入賞を果たした。10年に…

山田和樹(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団

“ヤマカズ”の魅力満開のプログラム  2009年のブザンソン指揮者コンクール優勝後、「21世紀のヤマカズ」というキャッチフレーズにはおさまらないのではないかと思えるほど、山田和樹は世界的なキャリアを足早に駆け上っている。その魅力を解析してみよう。まずオーケストラを短時間で自分の色に染め上げる力。山田が振ると角がとれた柔…

第16回 別府アルゲリッチ音楽祭

クレーメルも登場する“出会いの場”  マルタ・アルゲリッチという、とびきりチャーミングな天才音楽家のもと、これまで数々の音楽家が集い、素晴らしい音楽を生み出してきた別府アルゲリッチ音楽祭。16回目の開催を迎える今回は、原点である『ミーティングポイント〜出会いが創るもの』をテーマに掲げ、驚きに満ちた演奏会を展開する。  …

ユンソン(チェロ)

アルゲリッチも信頼する卓越した音楽性  とかく技巧のみに偏向しがちな他の若手演奏家とは一線を画し、精神性の高い音楽創りで世界中の聴衆を虜にし、今やアジアを代表する若手チェリストにその名を挙げられている、ユンソン。昨年に続いて来日を果たし、1709年製の名器テストーレを駆り、彼自身の大きな思い入れを感じさせるブラームスの…

ラフマニノフ生誕140年+1 記念音楽祭 日本・ロシア音楽家協会 創立30周年記念

知られざるラフマニノフの世界  “140年+1”とあるように、昨年生誕140年(同時に没後70年)だったラフマニノフを記念する、ワン・デー音楽祭。1年遅れで開催されるわけではなく、主催する日本・ロシア音楽家協会の創立30周年を記念したイベントだ。  日本・ロシア音楽家協会は、1984年に「日ソ音楽家協会」の名で、当時の…

エフゲニー・ザラフィアンツ(ピアノ)

ソロとデュオで聴く孤高のピアニズム  哲学的で豊かな音楽性を持つロシアのピアニスト、エフゲニー・ザラフィアンツ。若き日、自由な思想が許されにくいソ連時代にあって不本意な出来事にあい、望み通りの進路を阻まれる不遇の時代を過ごしたことでも知られる。活動の場を獲得した90年代以降はクロアチアに居を構え、ザグレブ国立音楽院で教…