注目公演

第424回 日経ミューズサロン ヘルシンキ・アカデミー男声合唱団 初来日公演

フィンランドの誇る美しきハーモニー  ヘルシンキ・アカデミー男声合唱団は、約60年前にフィンランドの名門アールト大学の合唱団を母体に結成された、同国を代表する名人集団。生誕150年のシベリウス・イヤーを来年に控えて初来日を果たし、日経ミューズサロンのステージに登場する。シベリウスをはじめ、マデトヤやハンニカイネンらフィ…

デニス・コジュヒン(ピアノ)

若き“音の魔術師”が挑む深遠な世界  世界三大ピアノコンクールの一つに数えられるエリザベート王妃国際コンクール。その2010年の覇者であるデニス・コジュヒンが、2011年、2013年に続いて今年も日本公演を行う。有名コンクールの優勝者だから、圧倒的なテクニックを披露してくれるから、というだけでなく、音楽に悠然と向き合う…

リッカルド・ムーティ(指揮) ローマ歌劇場 2014年日本公演

ムーティでヴェルディ・オペラの神髄を体験する  ヴェルディ生誕200年に当たる今年は、ヴェルディにかかわる演奏や講演など、さまざまな企画が催されている。関東への台風接近が心配された10月末の土曜日、東京のBunkamuraオーチャードホールで開催された『ムーティ、ヴェルディを語る』では、リッカルド・ムーティ自身の言葉に…

菊地裕介(ピアノ)

俊英の自在な感性が切り拓く新境地  自在で先鋭的な感性が眩い光を放つ、ピアニストの菊地裕介。正統派ロマンティック・プログラムを通じて、新境地を切り拓くリサイタルを開く。1977年に東京で生まれ、高校卒業と同時に渡仏し、パリ国立高等音楽院に留学。ピアノ・ソロのみならず、歌曲伴奏や作曲書法も幅広く身につけ、さらにハノーファ…

ウィークエンドコンサート 音楽のある週末 第18・19回 仲道郁代(ピアノ)のモーツァルト

ソロとデュオで探究するモーツァルトの魅力  モーツァルトのピアノ・ソナタの全曲公演・録音、そしてたゆまぬ様式研究から、昨今ではすっかりモーツァルトのエキスパートとしても認知される仲道郁代が、第一生命ホールの《音楽のある週末》シリーズ第18回・第19回に登場する。  1回目は『ヴァイオリンと奏でるメロディの哀しみ』と題し…

椎名雄一郎(オルガン) J.S.バッハ オルガン全曲演奏会 第11回「ライプツィヒ・コラール集」

“詩人・バッハ”のイマジネーション  様式的に相応しい楽器を使い、作曲者が想定した響きを目指し、バッハの全オルガン作品を弾く全12回シリーズも、いよいよ大詰めに。10年がかりのプロジェクトに取り組む椎名雄一郎は、ウィーンに学び、2000年にライプツィヒ・バッハ国際コンクール3位入賞を果たした逸材。第11弾は、バッハ晩年…

『別れの曲』シネマ&リサイタル 近藤嘉宏 plays ショパン

映画とライヴで愉しむショパンの世界  『シネマ&リサイタル』は、映画史に残る名画を楽しんだ後、関連する楽曲を名手による生演奏で味わえる、映画好きなクラシック音楽ファンにはたまらない贅沢なプログラム。今回は、若きショパンの生きざまを描いた往年のドイツ映画『別れの曲』(ゲツァ・フォン・ボルヴァリー監督)を鑑賞し、国際的に活…

小川敦子(ヴァイオリン)&橘高昌男(ピアノ)

音楽への限りない愛情と野心的な思い  2人の名手が相見えるところ、“何か”が起こるはず。東京芸大に学び、ゲルハルト・ボッセやライナー・ホーネックら巨匠の薫陶を受け、東京交響楽団員として活躍する一方、ソリストとしてもキャリアを積んできたヴァイオリンの小川敦子。そして、やはり東京芸大を経て、第65回日本音楽コンクールなどを…

アルベルト・ゼッダ(指揮) 東京フィルハーモニー交響楽団

名匠が繰り出す新旧イタリア音楽の魅力  名匠という称号にふさわしいマエストロにも、さまざまなタイプがある。イタリアのミラノ生まれ、今年で86歳になるアルベルト・ゼッダの音楽は、爽快かつ作為のないカンタービレにあふれ、「楽譜に命が吹き込まれるとはこういうことか」という気にさえさせてくれる。ロッシーニ研究の第一人者でもある…

神奈川フィルハーモニー管弦楽団 第299回・第300回定期演奏会

演奏者にマッチした絶妙なプログラミング  毎回バラエティ豊かな出演者とプログラミングで人気の神奈川フィル。5〜6月の定期も実に意欲的で覇気が漲っている。  名誉指揮者の現田茂夫が指揮する第299回定期。最大の聴きどころは、今シーズンから第1コンサートマスターに就任する崎谷直人がソロを弾くモーツァルトの協奏曲第4番だ。当…