注目公演

マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ) リリット・グリゴリアン(ピアノ) デュオ・リサイタル 2018

最後の日本ツアー追加公演はオール・モーツァルトで  引退を発表した現代屈指のピアニスト、マリア・ジョアン・ピリスの最後の日本公演はすでに発売となっているが、待望の追加公演が行われることになった。近年、ピリスはエリーザベト王妃音楽大学で教鞭を執り、若き俊英たちを指導している。そんな若手演奏家と同じステージに立ち、自己の利…

パヴェル・コーガン(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

名匠のタクトで聴くロシア音楽の神髄  ソ連を代表する名ヴァイオリニストであったレオニード・コーガンの息子、パヴェル・コーガンが新日本フィルの定期演奏会に登場する。  1952年生まれのパヴェルもまたヴァイオリニストとしてキャリアをスタートさせ、モスクワ音楽院で学んだ。70年のシベリウス国際ヴァイオリン・コンクールで第1…

ピエタリ・インキネン(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団

若き名匠が放つワーグナーの名管弦楽曲集  ラザレフからバトンを託された首席指揮者インキネンが、日本フィルをさらなる躍進に導いている。アンサンブルをまとめ、しっとりと溶け合いよく流れる、それでいて力強い音楽が聴かれるようになってきた。両者がどんな方向に向かうのかますます楽しみだ。  4月27日、28日の定期はワーグナーを…

第56回 大阪国際フェスティバル2018 大阪4大オーケストラの響演

“名物コンサート”にシェフたちが熱く意気込む  大阪国際フェスティバルの名物企画「大阪4大オーケストラの響演」が4月21日に開催される。昨年行われた会見でのコメントを引用しつつコンサートについてご紹介したい。  トップは大阪フィルハーモニー交響楽団とこの4月に音楽監督に就任する尾高忠明でエルガー「南国にて」。尾高はこの…

アルカスSASEBO Mプロジェクト 2018

佐世保で感じるフランスからの風  年間を通じて1人の作曲家に着目し、様々なステージで同じ作曲家の作品を取り上げる中から、その音楽や人間像を掘り下げるアルカスSASEBOのオリジナル企画「Mプロジェクト」。3年目の2018年度は、没後100年となるドビュッシーを主テーマに。さらに、日仏友好160周年でもあることから、“フ…

【曲目変更】アンドレ・ラプラント ピアノリサイタル

知られざる“巨匠”が40年ぶりの来日  “伝説の俊英”が、40年の歳月を隔てて、日本の聴衆の前に再び降り立つ。アンドレ・ラプラントは1978年、チャイコフスキー国際コンクールで第2位となり、アシュケナージらと並び称されたカナダの名ピアニスト。入賞直後から40年ぶりとなる来日を果たし、リスト畢生の大作ソナタなどを核とする…

小泉和裕(指揮) 九州交響楽団

アニヴァーサリー・シーズン開幕公演でブルックナー5番に挑む  ファンの声援も熱い九州交響楽団が創立65周年の記念シーズンを迎え、近年の充実ぶりを映し出す構えの大きな交響曲を披露することになった。音楽監督小泉和裕の剛毅なタクトに導かれ、4月の定期で奏でるのは、オーストリアの孤高のシンフォニスト、アントン・ブルックナーの交…

レ・ヴァン・フランセ(管楽アンサンブル) 〜協奏交響曲の夕べ

艶美・玲瓏な一夜限りの夢の宴  これは掛け値なしに稀少かつ贅沢な一夜だ。フルートのパユ、オーボエのルルー、クラリネットのメイエ、ホルンのヴラトコヴィチ、バソン(フランス式ファゴット)のオダンと各楽器のトップ奏者が集結した「レ・ヴァン・フランセ」が、協奏交響曲を4曲並べた前代未聞のコンサートを行う(管弦楽は東京フィル)。…

第32回 ワンダフルoneアワー 高木綾子(フルート) & 吉野直子(ハープ) デュオ・リサイタル

2人のミューズが奏でる極上の1時間  今回も、贅沢なひとときが味わえそうだ。休憩なしの1時間、一流のアーティストの快演がリーズナブルな料金で楽しめる、Hakuju Hallの人気シリーズ「ワンダフルoneアワー」。第32回にはフルートの高木綾子とハープの吉野直子、国際的に活躍する2人のミューズが降臨し、美しい旋律を紡ぎ…

異才たちのピアニズム ――ピアノ音楽の本質を伝える才知との邂逅 トーマス・ヘル

ドイツが生んだ異色のヴィルトゥオーゾが帰ってくる!  トッパンホールが開催している「異才たちのピアニズム——ピアノ音楽の本質を伝える才知との邂逅」。音の繊細な立ち上がりと伸びのよさを伝えるトッパンホールが、確固たる理念と高度な音楽性をもち、伝統とアカデミズムに裏付けられたピアニストとの出会いをもたらしてくれるコンサート…