注目公演

第475回 日経ミューズサロン 小林 桂(ジャズ・ヴォーカル) 音楽生活25周年記念コンサート

アニヴァーサリーに聴く珠玉のジャズ・スタンダード  はじめて小林桂の歌をきいたのは、彼が20歳の時だった。卓越したテクニック。フレッシュなのに深みを感じさせる表現力。その歌唱は、とてもついこの間まで少年だった人のそれではなく我々をおおいに驚かせたのだが、それもそのはず、彼はその時すでに5年ものキャリアを重ねていたのだっ…

徳永二男 プレミアム・リサイタル 〜巨匠が奏でる、世界の名器ストラディヴァリウス〜

名器の美音で暑気払いはいかが?  8月中旬、ヴァイオリン好きなら見逃せないコンサートがヤマハホールで開催される。「東京ストラディヴァリウス フェスティバル 2018」の一環として行われる、「徳永二男 プレミアム・リサイタル」である。  長年NHK交響楽団コンサートマスターを務め、退団後も多様なジャンルや新しい活動に挑み…

佐藤卓史 ピアノリサイタル

ロマン派作品と「月光」ソナタに聴く洗練されたピアニズム  2007年にシューベルト国際コンクールを制するなど、数々の登竜門で実績を重ね、日本を代表する実力派ピアニストとして活躍を続ける佐藤卓史。ベートーヴェンのソナタ第14番「月光」をはじめ、得意のシューベルトなど佳品を揃えたリサイタルで、その奥深く、洗練されたピアニズ…

第16回 東京音楽コンクール 本選

新進演奏家たちの頂上対決を目撃する  才能ある若手音楽家を発掘し、その支援や育成を目指して東京文化会館や東京都などが毎年開催、これまで数多くの入賞者が世界の檜舞台へと羽ばたいている「東京音楽コンクール」。16回目となる今年は声楽・弦楽・金管の3部門が開催され、予備審査と2次にわたる予選を通過した俊英たちが、本選へ挑む。…

きりく・ハンドベルアンサンブル サマーコンサート

クール&メタリックなサウンドで納涼気分  真夏の宵、清澄な音色が一陣の風のように吹き渡る。「きりく・ハンドベルアンサンブル」は、この楽器へ新たな可能性をもたらし続けている名手・大坪泰子が、管・打楽器の経験を持つ奏者らを結集して組織した精鋭集団。近年、好評のサマーコンサートでも、古今東西の名旋律を一糸乱れぬハーモニーで紡…

第4回 ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクール Japan 2018

希代の名手の名を冠したコンクールとコンサート  高い音楽表現と近代フランス音楽文化の継承を主眼に据え、2012年にスタートした「ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクール」。2年ごとにフランスと日本で交互に開催される他に類を見ないコンクールだが、第4回となる今年は8月26日から9月2日まで、よこすか芸術劇場で行われる…

ヨーン・ストルゴーズ(指揮) 読売日本交響楽団

暑さを吹き飛ばす北欧&東欧のパワー  8月の読響「土曜&日曜マチネーシリーズ」は、シベリウスの「フィンランディア」とヴァイオリン協奏曲、ドヴォルザークの交響曲「新世界より」が並ぶ北欧&東欧プログラム。説明不要の名曲ばかりだが、これらは1900年前後の近い時期の作だけに、両巨匠による国民楽派の到達点を比較する楽しみもある…

日中平和友好条約締結40周年記念 蘇州交響楽団 演奏会

中国クラシック界最前線を行く新生オーケストラ  2016年11月に設立されたオーケストラ、中国江蘇省蘇州市の蘇州交響楽団がこの夏、初の来日公演を開く。日中平和友好条約締結40周年を記念しての来日ということだが、新たに誕生したオーケストラが早くも海外ツアーを行うことに、中国のクラシック音楽界の勢いを感じずにはいられない。…

マリウス・プティパ生誕200年記念 東京バレエ団〈プティパ・ガラ〉

“プティパ美学”の精髄をじっくり体感する  本年2018年はクラシック・バレエの様式を確立させ、後世に絶大な影響を与えたマリウス・プティパの生誕200年にあたる。神奈川県民ホールで行われる東京バレエ団〈プティパ・ガラ〉は、巨匠の名作をワレリー・オブジャニコフ指揮、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏と共に贈る。  幕開…

下野竜也プレゼンツ! 音楽の魅力発見プロジェクト 第5回 オーケストラ付レクチャー 《運命》徹底大解剖

マエストロによる“ベートーヴェン解体新書”  このマエストロがすみだトリフォニーホールへ降臨すると、何かが起きる。そして音楽が、思ってもみなかった新しい一面を見せる。下野竜也と新日本フィルハーモニー交響楽団が毎年夏に開催するコンサート「音楽の魅力発見プロジェクト」は、客席をどう楽しませようかという心意気、そしてさまざま…