注目公演

Dramatic・super・dance・theater『サロメ』

強さ・儚さ・妖艶さを合わせ持つダンスアクター、東山義久  演劇や絵画、リヒャルト・シュトラウスのオペラなどで著名なオスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』が、ダンスアクター・東山義久、舞踊家・舘形比呂一、演出 振付・上田遥という異色のタッグによって舞踊化される。新約聖書に登場するエロディアの娘(サロメ)を題材にした同作のタイ…

BATIK『落ち合っている』

デュエットで描く黒田育世の新たな世界  黒田育世率いるダンスカンパニー・BATIKが、この秋東京芸術劇場を舞台に最新作『落ち合っている』を発表する。BATIKとしては2012年に上演し好評を博した『おたる鳥をよぶ準備』以来約2年ぶりの新作であり、ファン待望のステージとなりそうだ。  構成・演出・振付は黒田育世。BATI…

日中韓芸術祭2014 〜ダンスで交信〜

無料で観られる贅沢な企画  文化や歴史において、切っても切れない密接な関係にある日本、中国、韓国。現在はさまざまな課題を抱えているのも事実だが、「だからこそ観たい!」と思わせる公演がKAAT神奈川芸術劇場で開催される。昨年の日中韓文化大臣会合での合意を受けた《日中韓芸術祭2014》だ。  総合プロデュースを務める佐藤ま…

ジョン・リル(ピアノ)

イギリスを代表する巨匠のピアニズム  1970年のチャイコフスキー国際音楽コンクールで優勝し、世界の注目を集めたジョン・リル。44年に第2次世界大戦只中のイギリスで貧しい環境に生まれた彼は、ピアニストになることなど無理だと言われながらも、夢を追い続けたという。9歳でのデビューリサイタル以来演奏活動を続け、2度にわたり大…

チョン・ミョンフン(指揮) アジア・フィルハーモニー管弦楽団

国境を越えて感動を届けるドリーム・オーケストラ  今こそこのオーケストラが必要だろう。世界的指揮者チョン・ミョンフンが主宰するアジア・フィルハーモニー管弦楽団だ。「アジアの演奏家たちが、ひとつのオーケストラの中で調和を図ることで、世界に向けて友好と平和を発信する」との主旨で1997年に創立された同楽団は、2000年代初…

コルネリウス・マイスター(指揮) 読売日本交響楽団

俊英は、いま聴いておかねば!  近年若い指揮者が来日すると、聴いておかねば…と思う。何しろ後でブレイクする俊英が多い。最近ではバッティストーニ、少し前はソヒエフ、古くはパーヴォ・ヤルヴィも、名が知れる前に単身来日し、聴き逃した者を後悔させている。  9月読響に客演するコルネリウス・マイスターは、2006年、26歳(!)…

ボリショイ・バレエ『白鳥の湖』『ラ・バヤデール』『ドン・キホーテ』

新進スターに注目  12月にリニューアル・オープンする東京文化会館の開幕を飾るボリショイ・バレエ。その舞踊手の層の厚さには定評があるが、今回2年ぶりの来日公演では、新たなキャスティングに注目が集まっている。スヴェトラーナ・ザハーロワ、マリーヤ・アレクサンドロワ、デヴィッド・ホールバーグら看板スターたちと並んで、主役級を…

東京文化会館オペラBOX 多摩公演《ヘンゼルとグレーテル》

子どもたちのオペラ入門に絶好のチャンス  東京文化会館の『オペラBOX』は、2003年から主催している東京音楽コンクールの入賞者を起用しての、つまり実力を認められた若手・中堅を揃えてオペラを上演しようという企画。これまで同会館小ホールで開催されてきたが、今年は5〜11月がホール改修工事のため、たましんRISURUホール…

オレンジ世代応援コンサート

元気が漲る“ニクい”公演  「オレンジ色のニクい奴」…これはある世代以上の方にとって懐かしくも気持ちが弾むフレーズだろう。このキャッチでおなじみの「夕刊フジ」は、1969年に創刊され、今年45周年を迎えた。同紙と共に歩んだ主力は今やシニア&シルバー世代。だがこれを機に、彼らをよりポジティブな「オレンジ世代」と称して応援…

ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクール Japan 2014

巨匠ランスロの志を継承して  20世紀を代表する名クラリネット奏者の1人であった、ジャック・ランスロ(1920〜2009)。その精神を受け継ぎ、高い音楽表現と近代フランス音楽文化の継承を主眼に据えたジャック・ランスロ国際クラリネットコンクールが、2012年にスタートした。故国フランスと、多くの弟子が活躍する日本とで2年…