注目公演

梅田俊明(指揮) 東京都交響楽団 日本管弦楽の名曲とその源流―18

最前線の響きを堪能  都響が毎年企画している《日本管弦楽の名曲とその源流》は、現代日本の作曲家の主要作とともに、その作曲家と関連のある欧米の曲(すでに古典となっている作品が多い)をセットにして年間2プログラム上演するもので、今年9年目を迎えた。在京オケが定期演奏会で邦人作品を取り上げる貴重な場だが、昨年からプロデューサ…

第11回 東京音楽コンクール 優勝者コンサート

コンチェルトでフレッシュな才能を堪能  毎回、豊かな才能と個性に溢れた若手を輩出している東京音楽コンクール。その優勝者特典の一つが、オーケストラと共演できる当公演だ。11回目を迎える今回は木管、弦楽、ピアノの覇者3名が登場する。  木管は、今年から拠点を日本に移したハンガリー出身の23歳、コハーン・イシュトヴァーン(ク…

西 陽子 (箏) 静岡音楽館AOI 新春ランチタイム・コンサート

箏の音に寄り添って聴いてみたい  「箏」という楽器への先入観を、根底から覆す体験となるかもしれない。  古典はもとより、現代に生まれた作品も次々に紹介、美術家や詩人、ダンサーらともコラボレーションを展開するなど、先鋭的で国際的な演奏活動が煌めく西陽子。「日本の楽器は主張するよりも、あえて一歩引くことによって、聴く人を引…

トッパンホール ニューイヤーコンサート 2014

オーケストラ作品の金字塔をコンパクトな編成で聴く  創意に溢れた魅力的なプログラムで毎年人気のトッパンホール・ニューイヤーコンサート。2014年も、「室内楽ホールで2大オーケストラ曲を聴く!」という実に興味深いテーマが掲げられている。プログラムは、ホルストの組曲「惑星」とストラヴィンスキーのバレエ「春の祭典」。この壮麗…

ロンドン交響楽団 ブラス・クインテット

高貴で眩いブリティッシュ・ブラスに浸る!  ノーブルでブリリアントでパワフル! それがロンドン交響楽団ブラス・クインテットだ。  イギリス最高峰楽団の精鋭ゆえに上手いのは当たり前だが、この国のブラスには特別な伝統がある。ひとつは各地で盛んな英国式ブラスバンド。金管だけの同形態が強固な下地を形成している。もうひとつは、フ…

シルヴァン・カンブルラン(指揮) 読売日本交響楽団

いつもとは違った、美し過ぎるニューイヤー  新年にシューマン&ラヴェル…これは大人のニューイヤー・コンサートと言うべきか。読売日本交響楽団の2014年は、常任指揮者カンブルランとピアノのロジェ・ムラロのフランス・コンビによる冒頭2人の作品で始まる。  まずはカンブルランお国もののラヴェル。読響に精緻な美感と色彩感をもた…

神奈川フィルハーモニー管弦楽団 ニューイヤーコンサート2014

オーケストラからの“音楽のお年玉”  山田一雄や團伊玖磨ら日本音楽界の重鎮たちの熱い魂を受け継ぎ、創立から40年余りを経た神奈川フィル。神奈川県における芸術文化の一端を担う一方、日本各地での演奏活動にも力を注いでいる。ボランティア・コンサートなど地域に根差した地道な企画や、時にポップスへも特化する柔軟な活動ぶりは多方面…

ウィーン・サロン・オーケストラ ニューイヤー・コンサート

新年に“音楽の街”の風をお届け  この優美さこそ、まさにウィーン音楽の粋。名門ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団の名手たちで構成され、地元はもちろん、世界中へ“音楽の街”の風を届けている「ウィーン・サロン・オーケストラ」が、今年も新春の日本へと降り立つ。フォルクスオーパー管コンサートマスターのウド・ツヴェルファーが音…

東京文化会館ニューイヤーコンサート2014 《響の森》Vol.34

チャイコフスキー作品の深層に光をあてる  東京文化会館の人気シリーズで、魅力的な演奏家と東京都交響楽団が共演する《響の森》。今回は、指揮者の沼尻竜典とピアニストの小菅優をゲストに迎え、新年の幕開けを高らかに祝うニューイヤーコンサート。共にドイツでも活躍する実力者2人がプログラムに選んだのは「オール・チャイコフスキー」。…

びわ湖ホール ジルヴェスター・コンサート 2013〜14

豪華絢爛な一夜を  「初詣の前には必ず、びわ湖ホールのジルヴェスター・コンサートを聴いて年越しする」と決めている関西の音楽ファンは数多い。午後10時に開演し、名曲をたっぷりと楽しんだ後、会場にいる全員でカウントダウンを行う恒例のイベントも、15回目に。今回は桂米團治の司会で、びわ湖ホール芸術監督の沼尻竜典が大阪交響楽団…