注目公演

東京佼成ウインドオーケストラ定期演奏会 2014/15シーズン

トップ楽団が新体制でおくる充実のラインナップ  ジャンル分けなど必要ない。極上の響きは耳のご馳走、素敵な音楽は心の滋養となる——そう思わせるのが、最高水準の技倆で世界に名高い吹奏楽団・東京佼成ウインドオーケストラだ。このほど彼らの2014/15シーズン定期演奏会のラインナップが発表された。今年は、育ての親ともいえるフレ…

アルカント・カルテット

弦楽四重奏に求められる「すべて」を備えたグループ  早いもので結成から今年で12年目。ヴィオラのタベア・ツィンマーマン、チェロのジャン=ギアン・ケラスら、欧州を代表する4人の名手で構成されるアルカント・カルテットは、強靭で柔軟、怜悧で感性豊か…と、弦楽四重奏に求められる「すべて」を備えた集団だ。世界各地で公演を行い、録…

三ツ橋敬子(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団

2人の才媛で聴く名曲の楽しみ  昨年、齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞し、ますますの躍進が期待される指揮者、三ツ橋敬子。現在イタリアのヴェネツィアに在住する三ツ橋が、日本フィルの指揮台でイタリア音楽の名曲を聴かせてくれる。軽快なロッシーニの《セヴィリアの理髪師》序曲、哀切で甘美なプッチーニの《マノン・レスコー》第3幕への…

古典四重奏団 ムズカシイはおもしろい!! モーツァルト全曲2014の1〜3

天才の作曲技法の奥義に迫る  名人集団・古典四重奏団による、人気のレクチャー付きコンサート『ムズカシイはおもしろい!!』。昨秋から続けている、モーツァルトの弦楽四重奏曲の全23曲を取り上げるシリーズ(全6回)も、この秋に行われる3回のステージで完結へ。夭折の天才の作曲技法の全貌が、いよいよ明らかとなる。  今年の第1回…

エントラプーレ チャリティーコンサート Vol.5

ペットたちを音楽で救おう  「エントラプーレ」とは本来、イタリア語で「さあ、こっちへおいで」と言う意味。日本は“ペット大国”である一方、かつて年間約30万匹ものペットが殺処分されていたという。エントラプーレは「人と動物たちが共に暮らせる社会を目指し、かけがえのない命と向き合い、自分にできる小さなことから始めよう」との想…

楽劇 丹波明《白峯》世界初演(演奏会形式)

フランス的語感で描く崇徳上皇のドラマ  長くフランスを本拠に活動する作曲家・丹波明(1932〜)のオペラ《白峯》が、セントラル愛知交響楽団の定期演奏会と東京公演で初演される。  丹波は東京芸大卒業後、1960年に渡仏し、メシアンらに師事。能の音楽の研究でソルボンヌ大学から音楽博士号を授与されるなど音楽学の分野でも実績を…

二期会 モーニング ディーヴァ,ディーヴォ

未来の“主役”が勢揃い  “新しい声”に、いち早く触れてみたい。『二期会 モーニング ディーヴァ,ディーヴォ』は、二期会のオペラ研修所を修了したばかりの優秀な若きオペラ歌手たちを紹介する、平日の午前に開かれる約1時間のコンサート・シリーズ。  第4回のステージには、今春修了の第57期マスタークラスから、城佑里(ソプラノ…

吉田裕史(指揮) ボローニャ歌劇場フィルハーモニー

プッチーニの名作で凱旋公演  今年2月にボローニャ歌劇場フィルハーモニーの芸術監督就任が発表された指揮者・吉田裕史が同オーケストラを率いて凱旋公演を行なう。  吉田は1968年生まれ。東京音大を卒業後、渡欧してミュンヘンなどで研鑽を積み、2006年からはイタリアを中心に活動している。  ボローニャ歌劇場フィルハーモニー…

外山雄三(指揮) 東京フィルハーモニー交響楽団

ここに歴史とドラマあり  デビュー58周年と55周年、しかも共に今なお最前線にいる…。この凄い2人が集うのが、9月の東京フィル定期だ。かたや1931年生まれの外山雄三。56年のデビュー以来、N響の正指揮者や、大阪、京都、名古屋、神奈川、仙台などのオーケストラの要職を歴任してきた指揮界の最重鎮にして、“日本クラシック”屈…

第428回 日経ミューズサロン クァルテット・プロメテオ 初来日公演

刺激的な顔合わせによるショスタコーヴィチに期待  うっかり触れば火傷してしまう、白熱の演奏が期待できそうだ。都心の演奏空間で、第一線のアーティストによる質の高い演奏が楽しめる日経ミューズサロン。今回は、古典作品のみならず、現代の作曲家とのコラボレートを通じて、弦楽四重奏の世界へ新たな地平を拓いているクァルテット・プロメ…