注目公演

マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)

圧倒的な表現力で紡ぐシューベルト最後のソナタ  「待ちかねていた…」と思わず漏らしてしまう人も、きっと多いはず。磨き抜かれた技巧と深い精神性に裏づけられた表現力で紡ぎ上げた、独自の音楽世界で聴衆を魅了するピアノのマリア・ジョアン・ピリス。ソロリサイタルとしては、実に16年ぶりとなる来日ツアーが、いよいよ実現する。ソリス…

準・メルクル(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

フレッシュな初顔合わせに注目!  NHK交響楽団や水戸室内管弦楽団との共演によって、たびたび日本で好演を聴かせてくれている準・メルクルが、この3月に新日本フィルの指揮台に立つ。両者の共演はこれが初めて。  プログラムはフランス音楽を中心とした『サントリーホール・シリーズ』と、ドイツ・オーストリア音楽による『トリフォニー…

望月哲也(テノール) Wanderer Vol.5

 重量級“太メン”ヴォーカル・ユニット、IL DEVU(イル・デーヴ)のメンバーとして、今や幅広い音楽ファンから注目を集めている望月哲也だが、21世紀のオペラ界を担う最高のリリックテナーの一人として常にコア・ファンの期待を裏切らない存在であることに変わりはない。2009年に王子ホールを舞台にスタートしたシリーズ公演《W…

第7回 トッパン チャリティーコンサート

音楽でアジアの識字教育に貢献  創業以来、印刷を通じて情報や文化の普及・発展に力を注いできた凸版印刷は、2008年から、途上国での識字能力向上を支援するチャリティーコンサートを開催。収益はユネスコ・アジア文化センターに寄付され、カンボジアでの識字教育事業を成功に導くなど、着実に成果を挙げている。7回目の今回は、異色のピ…

ダン・エッティンガー(指揮) 東京フィルハーモニー交響楽団

豪快なロシア・プログラムを一気に満喫  2010年から東京フィルの常任指揮者を務めるダン・エッティンガーが、この3月にオーチャード、サントリー、東京オペラシティと東京フィルの3大定期を“ぶち抜き枠”のようにして、ラフマニノフのピアノ協奏曲(第2番・第3番)+チャイコフスキーの後期交響曲(第4番〜第6番)をドッキングさせ…

4台ピアノ☆グランドガラコンサート

迫力のピアノサウンドに浸かる  和光市民文化センターサンアゼリアが所有するフルコンサートグランドピアノ4台がずらりと並び、豪華ピアニストや作曲家が顔を揃える、スペシャルなコンサートが開催される。  まずこの日ならではの聴きものは、木村かをり、若林顕、近藤嘉宏、菊地裕介という4人の実力派が結集して奏でる、ワーグナー「ニュ…

キラリふじみ・コンサートシリーズ 金子三勇士(ピアノ) vs 山根一仁(ヴァイオリン) with 北村朋幹(ピアノ)

華々しい“競演”と“共演”  トッパンホールの企画協力による《キラリふじみ・コンサートシリーズ》の第2弾。ヴァイオリニストの前橋汀子が自らの半生を追った内容の前回に続く当公演は、趣向をがらりと変えて、金子三勇士(ピアノ)、山根一仁(ヴァイオリン)、北村朋幹(ピアノ)が登場。日本を代表する俊英男性アーティスト3人が華々し…

東京文化会館 ギリシャ悲劇 《王女メディアの物語》

人形とバロック音楽で描く情念の世界  ひとり芝居と人形劇を融合させた独自の表現方法を確立し、自ら脚本・演出・音楽・美術なども手掛けた作品を各地で上演している孤高のアーティスト、たいらじょう。人形と自身の存在を巧みに遣い分け、観客のイマジネーションを刺激して舞台上にドラマを創出するパフォーマンスは、実際に体験した者だけが…

尾高忠明(指揮) 札幌交響楽団 東京公演

札響サウンドで味わうシベリウスの魅力  シベリウスの生誕150年となる2015年を目ざし、13年からスタートした尾高忠明と札幌交響楽団による交響曲ツィクルス。第1回は札幌での定期演奏会および東京公演で交響曲第1番・第3番と「フィンランディア」を取り上げ、尾高らしいがっしりとした音楽とシベリウスを得意とするオーケストラの…

王子ホール G-Lounge #18 ルー・クワール・デ・ラ・プラーノ

音楽の“ブイヤベース”!  みなさん、オック語というのをご存知ですか? これはフランス南部を中心とするヨーロッパの一部で使われている言葉。13世紀以降衰退したが存続運動も根強く、そのために活動する団体も少なくない。ルー・クワール・デ・ラ・プラーノもそんな1つ。2001年に結成されたこの男声コーラス・グループは、オック語…