注目公演

石井啓子アンサンブルシリーズ ⅩⅩⅧ

メンデルスゾーンの記念年に贈るユニークなプログラム  豊かな表現力と優しく明るい音色で音楽ファンを魅了するピアニストの石井啓子が、1987年から毎年開催している「アンサンブルシリーズ」。28回目となるステージでは、今年没後170年を迎えたメンデルスゾーンの「ピアノ三重奏曲第1番」を軸に、ひと捻りしたプログラムで、アンサ…

飯森範親(指揮) 東京交響楽団

才気が漲る近代管弦楽法の精髄  東京交響楽団は、音楽監督ジョナサン・ノットのみならず、桂冠指揮者の秋山和慶やユベール・スダーンなど、楽団を熟知した名匠が継続的に定期演奏会を振っている点が、良き特徴をなしている。1994年から東響に関わる正指揮者の飯森範親もその一人。彼は、山響のモーツァルト、日本センチュリー響のハイドン…

MUZAパイプオルガン クリスマス・コンサート2017 〜精霊(ドゥエンデ)が舞い降りる時〜

聖夜の前のジャンルレスな音楽パーティー  クリスマス・シーズンの定番となっているコンサートはたくさんあるが、パイプ・オルガンもその季節がよく似合う楽器だ。多彩なオルガン・コンサートを行っているミューザ川崎シンフォニーホールでも、クリスマスの直前である12月23日に、ちょっとユニークなコンサートが行われる。というのも、オ…

読売日本交響楽団 2018/19シーズンプログラム

“巨匠”のラスト・シーズンと“新世代”首席客演指揮者2人への期待  パワフルなエネルギーと繊細な巧さの両立する絢爛なサウンドを持ち、近年は大作オペラの経験も重ねて表現の幅をさらに拡大、ますます好調の度合いを増す読売日本交響楽団。2018/19シーズンも豪華かつ意欲的なラインナップで、特に注目される公演をご紹介したい。 …

クリスマス・イン・トウキョウ 2017

オペラや名歌に包まれる至福の時間  師走に「クリスマス」と名の付くコンサートは数多あれど、12月22日に、サントリーホールで行われる公演は別格といえるかもしれない。ラグジュアリーな雰囲気に包まれた会場に新世代を代表する若きスター歌手たちが集結し、季節イべントを超えたオペラ・ファン大注目の極上ガラ・コンサートになる予感が…

スーパー・ソリスト meet 新日本フィル ウィーン=ベルリン ブラス・クインテット & 新日本フィルハーモニー交響楽団

最高峰の名技の饗宴  これは実に貴重な公演だ。世界最高峰の2大楽団の敏腕奏者が集った「ウィーン=ベルリン ブラス・クインテット」の面々が、協奏曲を披露する。金管楽器の協奏曲をまとめた公演は少なく、ましてや最高クラスの独奏で続けて聴く機会など極めて稀。それだけに、ここは見逃せない。  メンバーは、トランペットがガボール・…

柴田智子プロデュース AMERICAN THEATER SERIES VOL.3 AMERICAN COMPOSERS GALA 〜アメリカ作曲家の祝典

11人のシンガーが届けるアメリカ劇場音楽の魅力  ニューヨーク在住の経験が長く、オペラはもとよりポップス曲やミュージカル曲などにも新たな生命を吹き込むクロスオーヴァー・シンガーとして活躍中のソプラノ、柴田智子。  11月12日には新国立劇場でドニゼッティ作曲の知られざる“バックステージもの”喜劇オペラ《ビバ! ラ・マン…

きりく・ハンドベルアンサンブル クリスマスコンサート

今年はコダーイの宗教曲をメインに据えて  今年も、聖夜に向けた音の贈り物が届く。清澄な音色で聴く者を魅了し、ハンドベル芸術の最高峰と称えられている精鋭集団「きりく・ハンドベルアンサンブル」が、毎年恒例としているクリスマスコンサートを開く。ハンドベル演奏の第一人者で、新たな可能性を模索し続けている大坪泰子のもと、管・打楽…

ヤクブ・フルシャ(指揮) 東京都交響楽団

ファイナル・ステージもマエストロならではのプログラムで  東京都交響楽団で8年間にわたって首席客演指揮者を務めてきたヤクブ・フルシャ。そのステージの掉尾を飾るのはマルティヌーとブラームスを組み合わせた意外性のあるプログラムだ。  マルティヌーの交響曲第1番とブラームスの交響曲第1番というダブル「第1番」プロは、この指揮…

田中淑惠(メゾソプラノ)

名作ドイツ・リートへの美しき誘い  豊潤で美しい声と深い精神性を湛えた歌い回しで、わが国を代表する名メゾソプラノとして、聴衆を魅了し続けている田中淑惠。まさに“ドイツ・リートの真髄”とも言うべき、シューベルトとシューマンの傑作ばかりを揃えた、注目のリサイタルが開かれる。  田中は、国立音大から東京芸大大学院、ウィーン国…