注目公演

横須賀芸術劇場リサイタル・シリーズ53 樫本大進(ヴァイオリン) & キリル・ゲルシュタイン(ピアノ) デュオ・リサイタル

精鋭二人のエキサイティングなデュオ  ベルリン・フィル第1コンサートマスターを務める樫本大進が、ロシア出身のピアニストのキリル・ゲルシュタインとともに、横須賀を舞台にデュオ・リサイタルを開く。曲は二人が拠点とするドイツ、そしてオーストリアの作曲家たちによる王道のプログラム。ベートーヴェンのソナタ第2番、ブラームスの第3…

アプリコ・アフタヌーン・サロン Vol.6 音の美術館〜スペイン〜情熱への旅路

音楽と絵画でスペインの色彩を味わう  平日午後に「ゆったりのんびりクラシック」を楽しめる、大田区民ホール・アプリコ主催の「アプリコ・アフタヌーン・サロン」。毎回一流演奏家が出演し、音楽・文化芸術プロデューサーの浦久俊彦がナビゲートしながら進行する、好評のシリーズだ。7月のVol.6は「音の美術館」と題し、音楽と絵画を融…

N響精鋭メンバーによるハルモニームジーク ベートーヴェン シンフォニーシリーズ vol.3

管楽アンサンブルで奏でる「エロイカ」に唸る  「ハルモニームジーク」とは、木管楽器を主体にホルンやコントラバスが加わったアンサンブルで、18世紀後半に流行した。N響の精鋭たちが、さらにパワーアップした“現代のハルモニームジーク”で、ベートーヴェンの交響曲の全曲制覇を目指すHakuju Hallの好評シリーズ第3弾。今回…

アンドリュー・リットン(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

 6月のトリフォニー・シリーズでは、オーケストラ・ビルダーとして評価が高く、日本でもおなじみのアンドリュー・リットンのタクトで、爛熟したウィーンの精神的水脈をディープに遡行する。  まずは歌劇《ルル》組曲から。性的魅力で男を滅ぼすファム・ファタル(運命の女)は世紀末芸術のアイコンの一つだが、この退廃的な女性をアルバン・…

假屋崎省吾と聴く 児玉麻里 ベートーヴェン ピアノ・ソナタ選集Ⅲ

 ピアニストの児玉麻里が、第一生命ホールで3年間にわたり行う「ベートーヴェン ピアノ・ソナタ選集」。児玉と公私ともに親しく、自らピアノを嗜む華道家の假屋崎省吾をトークゲストに迎え、舞台に飾られた同氏による花の作品とともに演奏を聴くことができる好評のシリーズだ。通常のリサイタルとは一味違った空気がステージを包む。  最終…

第473回 日経ミューズサロン ライナー・キュッヒル ヴァイオリン・リサイタル

隠れた名曲を美しい音色で紡ぐ  “レジェンド”が紡ぐ妙なるサウンドで、音楽史の1ページをひともく——。一昨年まで45年の長きにわたり名門ウィーン・フィルのコンサートマスターを務めたライナー・キュッヒルが、日経ミューズサロンへ登場。日本では演奏機会に恵まれない“隠れた名曲”を選りすぐって紹介する。  21歳の若さでウィー…

府中の森クラシックコレクション 神尾真由子(ヴァイオリン) × 佐藤卓史(ピアノ) デュオリサイタル

旬の2人が放つ煌めきのデュオ  2つの卓越した才能がステージで出逢い、新たな響きの扉を開く――。  2007年にチャイコフスキー国際コンクールを制したヴァイオリンの神尾真由子。そして、同年にシューベルト国際、11年にはカントゥ国際の両コンクールで優勝を果たしたピアノの佐藤卓史。共に次代を担う若き名手として、国内外の檜舞…

異才たちのピアニズム――ピアノ音楽の本質を伝える才知との邂逅 イノン・バルナタン

縦横無尽に広がる想像の翼  トッパンホールの「異才たちのピアニズム」は、一風変わったテイストを持つピアニストを紹介するシリーズ。最終回を飾るテルアビブ出身のイノン・バルナタンはアラン・ギルバートが惚れ込み、ニューヨーク・フィル音楽監督時代、専属ポストに迎え入れた才能だ。そのピアノは骨太で力強く、楽譜から音楽をスケール感…

第33回 ワンダフル one アワー 森谷真理 ソプラノ・リサイタル

活躍めざましいソプラノが挑むフランス歌曲の世界  2006年末、メトロポリタン歌劇場に《魔笛》の夜の女王役で鮮烈なデビューを果たして以来、同役をはじめとするコロラトゥーラ系の役柄を中心に欧米の名歌劇場を席巻。日本では昨年、レオノーラや元帥夫人、そして蝶々夫人などのドラマティックで重厚な声が求められる役柄を次々と演じて絶…

アテフ・ハリム ヴァイオリンリサイタル

 「音楽こそ、すべての人が分かりあえる唯一の言葉。そして、平和につながる確かな希望」。往年の巨匠たちの系譜を受け継ぐ名ヴァイオリニスト、アテフ・ハリムは言う。そんな彼が、心を込めて名旋律を紡ぐリサイタル。ほとばしる熱い思いが、聴く者の心へと饒舌に語りかけてくる。  カイロ出身。5歳でヴァイオリンを始め、13歳で単身パリ…