注目公演

トン・コープマン・プロジェクト 2018

名匠が2つのオーケストラと分け入るバッハ傑作の森  卓越した指揮者・歴史的鍵盤楽器奏者として、古楽界を牽引してきたオランダの名匠、トン・コープマン。すみだトリフォニーホールで開く「トン・コープマン・プロジェクト 2018」では、手兵アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団との大作「ミサ曲ロ短調」、新日本フィルハーモニー…

シルヴァン・カンブルラン(指揮) 読売日本交響楽団

熟成のコンビが放つチャイコフスキー傑作選  2010年に始まったカンブルランの読響常任指揮者としての仕事も、残すところあと半期。今後も桂冠指揮者として共演は続くとしても、一つの区切りがつく。9月はチャイコフスキー・プロ。カンブルランと読響はこれまでにも均整の取れた作品像を披露しており、協業の精髄が現れる演目だ。  まず…

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

初秋に贈る喜劇オペラの愉悦と快活なるシンフォニー  東京シティ・フィルは、2015年4月に高関健が第4代常任指揮者に就任以来、近現代作品やオペラを積極的に取り上げている。第318回定期演奏会は、フランスの作曲家ラヴェルが書いた歌劇《スペインの時》を演奏会形式で上演する。  18世紀のスペイン・トレドを舞台にしたおよそ5…

夜クラシック Vol.18 宮田 大(チェロ) ・ 金子三勇士(ピアノ)

ゆったりとした夜の時間を名曲と共に  5シーズン目を迎え、すっかり人気企画として定着した文京シビックホール「夜クラシック」。夜7時半開演、ドビュッシー「月の光」に始まるプログラムがトークを交えて届けられる。  中秋の名月が近づく9月の公演に登場するのは、チェロの宮田大とピアノの金子三勇士。デュオではポンセの「エストレリ…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

進化を示す、いま再びのシュトラウス  上岡敏之&新日本フィルの新シーズンが、R.シュトラウスで始まる。2016年9月、上岡は同楽団の音楽監督に就任し、最初の定期演奏会でR.シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」と「英雄の生涯」を取り上げた。それらは、お約束の大見得や大音響を排した、流麗かつ濃密な交響“詩”であり…

アレクサンダー・ガヴリリュク ロシア3大ピアノ協奏曲

圧倒的な技量をもって傑作コンチェルト3曲を一挙演奏!  3大ソナタ、3大ヴァイオリン協奏曲、3B(ご存知、バッハ・ベートーヴェン・ブラームス)などなど、揺るぎなきベスト3を挙げられることは多々あるが、「ロシア3大ピアノ協奏曲」という、ありそうでなかった切り口のコンサートが開かれる。ロシア・ピアニズムという言葉が生まれる…

山田和樹(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団

呼応しあうフランス作品と三善ワールド  日本フィルハーモニー交響楽団第703回東京定期演奏会は、2012年秋から正指揮者を務める山田和樹が登場して、フランス近現代作品と日本人作曲家を組み合わせたプログラムを披露する。管楽器が活躍する、プーランクの軽快な「シンフォニエッタ」、デュカス「魔法使いの弟子」は珍しいストコフスキ…

アントニ・ヴィト(指揮) 東京都交響楽団

祖国ポーランドの傑作を携えて都響初登場!  筆者がアントニ・ヴィトの名前を知ったのは、1990年代にナクソスから続々とリリースされたディスクを通じてである。シマノフスキら東欧の珍しい作品のみならず、ルトスワフスキやペンデレツキといった前衛までもカヴァー。しかも驚いたことに、どれも演奏水準が高かった。だが今にして思えば、…

第1回 那須クラシック音楽祭

初秋の高原に、地域に根ざした新しい音楽の祭典が誕生!  豊かな自然、温泉や観光で知られる那須高原にて、今年9月、「第1回 那須クラシック音楽祭」が開催される。総合プロデューサーを務めるのは、同地に居を構え、音楽ホール「弦楽亭」開設などの活動を重ねてきた、ヴァイオリニストの矢野晴子。その積み重ねから同音楽祭への賛同が広が…

ハーモニーホール座間オペラワークショップ参加作品 歌劇《愛の妙薬》

日曜の午後には“愛のオペラ・ブッファ”をどうぞ  小田急線相武台前駅から歩いて約15分。豊かな自然に恵まれた絶好のロケーションにあるのが「ハーモニーホール座間」だ。“森の音楽堂”をコンセプトとして1995年に建てられた同ホールの大ホールは客席約1300、内装は主に木材を使用し、柔らかで温もりのあるトーンと1.7秒という…