【公開稽古】3人の演出家が、同じオペラの1シーンを演出?!

 演出家・田尾下哲が主宰する「田尾下哲シアターカンパニー」では、主にオペラ歌手やオペラ公演関係者、オペラファンを対象に4月から「OPERA ART ACADEMIA 2018(以下、OAA)」を開催している。次回8月4日(土)からの4回は、いよいよ実践篇となる「3人の演出家によるクリエーション」。3人の演出家が、まったく同じオペラの1シーンを別々に演出したらどうなるか?を、公開稽古を通して検証する、OAAのオペラ演出論の目玉企画だ。

 8月4日(土)は《岩田達宗・篇》。腰越満美(スザンナ役)、黒田博(伯爵役)、大槻孝志(バジリオ役)、そして青木エマ(ケルビーノ役)を招き、オペラ《フィガロの結婚》の「Nr.7・“Cosa sento! Tosto andate”」を演出する。

左より:腰越満美、黒田 博、大槻孝志、青木エマ

 同日には、公開稽古前に「トークセッション オペラ演出家たちのホンネ」と題し、現在最前線で活躍する気鋭の演出家、岩田達宗と菅尾友をゲストに招き、田尾下を含めた3名の演出家がトークセッションを行う。これは、OAA「3人の演出家によるクリエーション(公開稽古)」のオリエンテーションの役割も含み、滅多に見られない3人のオペラ演出家による共演(競演)となる。

「3人の演出家によるクリエーション」は《岩田達宗・篇》に続き、菅尾友(9/16開催)、田尾下哲(8/30開催)が担当する。別々にシーン作りし、その解釈やクリエイションの相違・類似性を体感する公開稽古となる。

左より:岩田達宗 写真提供:大阪音楽大学、菅尾 友、田尾下 哲 C)平岩 享

 OAAは、年間を通じてトークセッションやワークショップ等、およそ20回のプログラムを実施することで、あらゆる視点からオペラという芸術表現を見つめ直し、参加者とも具体的なスキルや知識を学び合うことを目的としている。ゲストスピーカーには、作曲家、指揮者、歌手、演奏家、演出家をはじめ、美術家や振付家、声帯に詳しい医師などオペラ公演を支える多様なプロフェッショナルを招く。


【OPERA ART ACADEMIA 2018】
【1】『オペラ演出論/トークセッション オペラ演出家たちのホンネ』
2018年8月4日(土)12:00〜14:00 G-ROKSスタジオ(下高井戸)STUDIO1

 http://groks.co.jp/index.php?cl=ac
ゲスト:岩田達宗(演出家)
    菅尾友(演出家)※SKYPE参加を予定
ナビゲーター:田尾下 哲(演出家/TTTC主宰/桜美林大学芸術文化学群 准教授)
参加費:無料


【2】『オペラ演出論/3人の演出家によるクリエーション《岩田達宗・篇》』
2018年8月4日(土)15:00〜21:00 G-ROKSスタジオ(下高井戸)STUDIO1

 http://groks.co.jp/index.php?cl=ac
ナビゲーター:岩田達宗(演出家)
ゲスト出演者:腰越満美(歌手/スザンナ役)
       黒田博(歌手/伯爵役)
       大槻孝志(歌手/バジリオ役)
       青木エマ(歌手/ケルビーノ役)
ピアノ演奏:矢崎貴子
参加費:2000円(会場代・資料代の実費として、定員になり次第締切)


*ご参加方法*
件名に「オペラ演出論/オペラ演出家たちのホンネ」、または、
「オペラ演出論/3人の演出家によるクリエーション《岩田達宗・篇》」
本文に
・ご希望日時「8月4日12時」または「8月4日15時」 
 *両方のプログラムにご参加希望の場合は、その旨、お申し付けください。
 *参加申込みは定員になり次第締め切らせていただきます(公開稽古は、現在キャンセル待ちで受け付けております)。
  既に多くのお申込みをいただいており、参加ご希望の方は早めにお申込みください。

・お名前
・参加人数
・連絡先(携帯電話・メールアドレス)
を明記の上、info@tttc.jpまでお送りください。

問:田尾下哲シアターカンパニー03-6419-7302(ノート株式会社内)
info@tttc.jp
03-6419-7302(ノート株式会社内)

●田尾下哲シアターカンパニー
http://tttc.jp/