「第26回 渡邉曉雄音楽基金 音楽賞・特別賞」受賞者発表

 

エリアフ・インバル
 C)Rikimaru Hotta

 第26回 渡邉曉雄音楽基金 音楽賞・特別賞の受賞者が発表され、エリアフ・インバル(指揮)が特別賞を受賞した。音楽賞は該当者なし。同基金は、故・渡邉曉雄が日本文化に残した多大な業績を後世に引き継ぎ、音楽界の発展に寄与することを願い、1992年に創設された。音楽賞・特別賞を設置して次代の音楽界を担う優秀な指揮者、およびオーケストラ界に貢献した関係者の顕彰を行っている。

[授賞理由(抜粋)]
 世界的指揮者エリアフ・インバルは、70年代から日本のオーケストラへ客演を開始、これまで読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、NHK交響楽団、東京都交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団と演奏を重ねている。とりわけ、70年代から80年代にかけての日本フィルへの頻繁な客演で生まれた名演は、困難な状況にあった日本フィル楽員に演奏への自信と活動の確信を与えるものとなった。
 また都響ではプリンシパル・コンダクター(2008〜14年)として、オーケストラとの信頼関係により多くの歴史的演奏を残した。とりわけ「インバル&都響」の顔ともなるマーラーへの取り組みは、作曲家への集中した活動と個性的な演奏で広く注目を集め、その集大成ともいえるマーラー・ツィクルス(12〜14年)では多くの賞を受賞するなど絶賛を博し高い成果を上げた。
(ぶらあぼ2018年8月号より)

日本フィルハーモニー交響楽団
http://www.japanphil.or.jp/