デジタルコンサートライブ事業化検討コンソーシアムが説明会を開催

「デジタルコンサートライブ事業化検討コンソーシアム(以下DCLC)」は5月16日、ロスレス圧縮技術MPEG-4 ALSを用いたコンサートホール演奏のハイレゾライブ配信サービス商用化に向けた説明会および試聴会を行う。

 DCLCは、「デジタルライブ市場」活性化に向けた様々な課題の検証と解決に向けた活動を行い、持続可能な音楽・伝統・文化芸術活動が行える環境の整備を目指して2017年7月26日設立。エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社、株式会社エムアイセブンジャパン、株式会社エムティーアイ、株式会社エム・データ、株式会社ザ・シンフォニーホール、株式会社JAPAN FM NETWORK、株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス、公益財団法人日本センチュリー交響楽団、一般社団法人著作権情報集中処理機構の参加企業および、OTTAVA株式会社、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科音楽みらいプロジェクトの事務局で構成される。

 DCLCでは設立以来、ハイレゾライブ配信サービス開始に向けて技術試験、運用に向けた権利関連の課題検討などを行い、昨年9月に大阪のザ・シンフォニーホールで、同年12月に軽井沢の大賀ホールで演奏されたコンサートの商用インターネット配信に関する評価・実証実験を行ってきた。商用化に際しては株式会社東京MDEとも連携する。

日本センチュリー交響楽団第219回定期演奏会での収録の様子

 技術試験では、西日本電信電話株式会社および東日本電信電話株式会社が提供する帯域確保型のデータ通信サービス「データコネクト」を使用した高音質音源データの送受信試験(レゾネッツ・エアフォルク社のオーディオソリューション機器RSX-1010を活用)、および日本電信電話株式会社が研究開発しているイマーシブテレプレゼンス技術「Kirari!®」の技術要素の一つであるロスレス圧縮技術「MPEG-4 ALS」コーデックでのインターネ ット網を通じた送受信試験などを実施。これらにより、帯域確保型データ通信を活用する事でインターネットの通信帯域の混雑を避けて安定的に大容量のデジタルコンテンツデータを配信拠点まで伝送可能となり、その後ロスレス圧縮をリアルタイムで行うことでインターネット回線でも高音質なハイレゾライブ音源の聴取が可能となっている。
(※Kirari!®は日本電信電話株式会社の登録商標です。)

大賀ホールでの収録の様子

■説明会(要事前申込)
2018年5月16日(水)15:00〜17:00
株式会社エムアイセブンジャパン5F会議室(東京都港区赤坂2-22-21)
申込:http://www.dclc.jp 申込はこちら
(※申込多数の場合は、次回開催のご案内とさせていただく場合があります)

問:デジタルコンサートライブ事業化検討コンソーシアム運営事務局
  慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
  研究員岸浪(音楽みらいプロジェクト担当) sei.kishinami@kmd.keio.ac.jp

試聴音源:
日本センチュリー交響楽団第219回定期演奏会

収録日時:2017年9月15日(金)
場所:ザ・シンフォニーホール
指揮:飯森範親/ピアノ:ジョージ・ヴァチナーゼ
演目:
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30
カンチェリ:ステュクス〜ヴィオラ、混声合唱と管弦楽のための 
ヴィオラ独奏 丸山奏(日本センチュリー交響楽団首席ヴィオラ奏者)