八木大輔がチッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール 古典派部門で優勝

表彰式より:左から2人目が八木大輔
 4月29日から5月7日にかけてイタリア北部のカントゥで行われた第28回チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクールの古典派部門で、八木大輔が史上最年少となる14歳で優勝した(併せてベートーヴェン特別賞も受賞)。第2位はRiccardo Zangirolami(イタリア)、第3位はKozhakhmetova Zhibek(カザフスタン)。同コンクールは、1991年から毎年開催されており、課題曲がすべて協奏曲というユニークな国際コンクールとしても知られる。2015年には、反田恭平が同じく古典派部門で優勝している。
 八木は、03年神奈川県伊勢原市生まれ。これまでに藤井麻衣子、石井理恵、黒田亜樹に師事。17年6月ミラノピアノタレンツコンクールで大賞および聴衆賞受賞。同年10月、第30回ポッツォーリ国際ピアノコンクール第3位(13歳での最年少入賞)。また、18年3月には、第4回スタインウェイコンクール in Japanで大賞および聴衆賞を受賞した。
 八木は「このコンクールではオーケストラとの共演という素晴らしい経験ができました。まさか1位をいただけるとは思っていませんでした。とても嬉しいです」と喜びを語った。

Concorso Internazionale per Pianoforte e Orchestra Città di Cantù
http://www.cantupianocompetition.com/