第40回 日本フルートフェスティヴァル in 東京

ハートフルなフルート・サウンドを満喫

梅田俊明 C)三浦興一
 プロ・アマチュアを問わず、フルートを愛する者が一堂に会し、共に音楽を楽しむ場として、毎年1月に開催されている「日本フルートフェスティヴァル in 東京」。40回目の節目を迎え、会場は例年にも増して、“奏でる喜び”に溢れた笛の音で満たされる。
 同フェスティヴァルは、1979年にスタート。フルートオーケストラによる演奏を軸に、開催が続けられている。今回は、仙台フィル常任指揮者などを歴任し、国内外の第一線オーケストラからの信頼も厚い、梅田俊明が指揮。参加奏者や聴衆が、存分に楽しめるプログラムが用意されている。
 まずは、プロ、アマチュア、ジュニアが揃い、パイプオルガンを交えて、エルガー「威風堂々」第1番で幕開け。そして、アマチュアがチャイコフスキーの組曲「眠りの森の美女」から2曲、ジュニアがハチャトゥリアン「剣の舞」などを演奏する。そして、プロ奏者によるオーケストラが、ショスタコーヴィチ「祝典序曲」とモーツァルト「交響曲第40番」を披露。最後は、客席も一体となって、再び「威風堂々」で締め括る。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2018年1月号より)

2018.1/14(日)14:00 すみだトリフォニーホール
問:プロアルテムジケ03-3943-6677
http://fs-tokyo.minim.ne.jp/