Yoko Maria ソプラノ チャリティーリサイタル フィンランド独立記念100周年を祝う

シベリウスとオペラの名曲を集めて

 卓越した音楽性と美声を武器に、2度のカーネギーホールでの単独リサイタルを成功させるなど、国際的な活動を展開するソプラノのYoko Maria。自身とゆかりの深いフィンランドの独立100周年を記念するチャリティーリサイタルを開く。
 東京音大・同大学院を経て、フィンランドのヘルシンキに5年間留学。同国の永住市民権も取得、ロシア、ドイツでも学び、帰国後は膨大なレパートリーを誇るフィンランド歌曲を軸に幅広く活躍。来年5月には、3度目となるカーネギーホールでの単独リサイタルが決定している。
 リサイタルは、ピアノの泉博子が共演。シベリウス「フィンランディア〜平和の賛歌〜」をはじめ、カッチーニ「アヴェ・マリア」や、バリトンの井上雅人の助演を得てプッチーニ《ラ・ボエーム》から第3幕、同じく《蝶々夫人》からシャープレスの手紙の場面、ドヴォルザーク《ルサルカ》から〈月に寄せる歌〉など、心を込めて歌う。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2017年10月号より)

2017.11/13(月)19:00 紀尾井ホール
問:国際芸術連盟03-3356-4033
http://www.yoko-maria.com/