カール・ヤイトラー(トロンボーン) ウィーン音楽 講習会 2017

ウィーンの吹奏楽の奥義に触れるチャンス

カール・ヤイトラー

 ウィーン・フィルのバス・トロンボーン奏者として活躍し、定年退団後も後進の指導など、精力的な活動を続けるカール・ヤイトラー。元ウィーン・フィル首席トランペット奏者のワルター・ジンガーら、“音楽の街”が育んだ独自のサウンドを知り尽くす名手と共に、「ウィーン式吹奏楽」と「トランペットコアー」のレクチャー&コンサートを開く。
「ウィーン式吹奏楽」は、トロンボーンやトランペットなどの金管楽器、フルートやサックスなど木管楽器、ティンパニなど打楽器と吹奏楽の全パートが対象(中学生以上。保護者同伴なら小学生も可)。J.シュトラウスⅡ「雷鳴と稲妻」など、シュトラウス一族による、ポルカなどが課題曲となる。
 一方の「トランペットコアー」は、ロータリー・トランペット、トロンボーン、テューバ、打楽器が対象で、ベートーヴェン「自然における神の栄光」ほかへ取り組む。日程は、2日間のレクチャーとリハーサルを経て、最終日のコンサート(14:00)に至る全3日間だが、参加日の選択も可能。ウィーンの響きの奥義を知る、貴重な機会となろう。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2017年9月号より)

2017.10/7(土)〜10/9(月・祝) 東京/アスピアホール
問:プロアルテムジケ03-3943-6677
http://www.proarte.co.jp/