大萩康司 プロデュース ギターと声 vol.3(最終回)

フィナーレは合唱とギターの共演で

大萩康司 ©ビクターエンタテインメント

 大萩康司プロデュースの『ギターと声』シリーズが最終回を迎える。ギターにも声楽にも最適の音響と定評あるHakuju Hallならではの企画。初回は林美智子との日本歌曲、第2回は朗読に波多野睦美を迎えての「プラテーロとわたし」と続き、最後は合唱。
 現代作曲家たちに新作を委嘱し続ける注目の合唱指揮者・西川竜太と、彼の芸大時代の仲間たちが結成した1パート1人編成の声楽アンサンブル「ヴォクスマーナ」(Vox humana=人間の声)が出演する。ギターと合唱の編成の作品はそんなに多くない。カステルヌオーヴォ=テデスコの「ロマンセロ・ヒターノ」は、その貴重なレパートリーのひとつ。テキストはガルシア・ロルカの詩集『カンテ・ホンドの詩』の7篇の詩。カンテ・ホンド(深い歌)とは、フラメンコのルーツとも言われるジプシーの歌だ。この日のための権代敦彦の新作「AMORS〜愛と死の歌」と併せ、聴き逃すとしばらくは聴けそうもない、レアな一夜。
文:宮本 明
(ぶらあぼ 2017年4月号から)

5/27(土)17:00 Hakuju Hall
問:Hakuju Hallチケットセンター03-5478-8700 
http://www.hakujuhall.jp/