音楽劇『ライムライト』

 チャールズ・チャップリンの傑作映画『ライムライト』が世界初の舞台化。『ライムライト』といえば、「人生を恐れてはいけない。人生に必要なものは勇気と想像力と、そして少しのお金だ」の名ゼリフで広く知られるチャップリン晩年の名作のひとつ。舞台ではチャップリンならではのコメディシーンを織り交ぜつつ、老芸人カルヴェロと新進バレリーナ・テリーのラブストーリーを切なくも美しく描き出す。映画でチャップリンが演じたカルヴェロ役に扮するのは、劇団四季出身で現在ドラマや映画と幅広いシーンで活躍する石丸幹二。一方テリー役を演じるのは、元宝塚歌劇団・宙組トップ娘役の野々すみ花。実力派俳優ふたりがみせる、究極の愛の行方に注目したい。そのほか、ミュージカル界から保坂知寿や吉野圭吾が、ダンス界からは佐藤洋介が参戦。振付は、コンテンポラリーダンス公演や各種ショーを手掛ける木下菜津子が担当する。
文:小野寺悦子
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年6月号から)

7/5(日)〜7/15(水) シアタークリエ
※その他全国で公演あり。
詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
問:東宝テレザーブ03-3201-7777
http://www.tohostage.com/limelight/