沖 香菜子(東京バレエ団 ソリスト)

 昨年ノイマイヤー版『ロミオとジュリエット』で初々しいジュリエットを演じ、鮮烈な印象を残した新鋭だ。この5月に神奈川県民ホールで行われる『ねむれる森の美女』でオーロラ姫を踊る。華奢な体型とキュートなルックスは、まさにファンタジーの主人公にふさわしい。
「私は神奈川出身なのですが、地元のこのホールで全幕を踊るのは初めてなので楽しみです。『ねむれる森の美女』は子どものころ最初に観た大好きな作品の一つ。ディズニーの映画にもなっていますし、オーロラ姫はみんなの憧れ。あのキラキラ感を壊さないように演じたいと思っています。第1幕では純粋無垢な少女、第2幕では王子に愛される美しい女性。その内面の変化を出せればいいですね」
文:城間 勉 写真:寺司正彦

神奈川県民ホールオープンシアター2015
子どものためのバレエ
『ねむれる森の美女』
5/31(日)11:30 15:00 
神奈川県民ホール 
※沖香菜子は15:00の回に出演
問:チケットかながわ0570-015-415
http://www.kanagawa-arts.or.jp/tc/