Music Weeks in TOKYO 2014 プラチナ・シリーズ 第4回 仲道郁代(ピアノ)& 川久保賜紀(ヴァイオリン)

ミューズの共演が実現

 1987年のデビュー以来、第一線で活躍し、特にベートーヴェンの演奏で定評あるピアノの仲道郁代。そして、2002年にチャイコフスキー国際コンクールで最高位に入賞し、世界の檜舞台での経験を重ねるヴァイオリンの川久保賜紀。2人のミューズの顔合わせが、東京文化会館のプラチナ・シリーズで実現する。
 今回取り上げるのは、共にウィーンを拠点とした、2人の大作曲家の佳品。まずはヴァイオリン・ソナタ第5番「春」にピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」と、ベートーヴェンを。そして、ピアノのための「3つの間奏曲op.117」などに、ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」と、ブラームスを披露する。
 また、このステージに先立ち、関連プログラムとして、仲道によるワークショップ『実験&実演でわかる! ピアノのしくみ、ホールの秘密』も開催。実際の演奏を交えながら、ピアニストがどう楽器を、そしてホールを“鳴らす”工夫をしているのか、分かり易く解き明かしてゆく。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2014年12月号から)

2015.2/27(金)19:00 東京文化会館(小)
仲道郁代ワークショップ『実験&実演でわかる! ピアノのしくみ、ホールの秘密』
2015.2/21(土)15:00 東京文化会館(小)
問:東京文化会館チケットサービス03-5685-0650 
http://www.t-bunka.jp