Aoyama Ballet Festival — Last Show —

 バレエやミュージカルなど、華やかな公演の会場として多くの人に親しまれてきた青山劇場。バレエファンには、熊川哲也がゴールドメダルを受賞したローザンヌ国際バレエ・コンクールが開催された場所としても知られる。2012年に厚生労働省が閉館の方針を打ち出して以来、存続を望む声が広がっていたが、惜しくも2015年1月いっぱいで閉館することが決まった。その最終公演として、2000年まで開催されていた青山バレエフェスティバルが2夜限りの復活。ゆかりのあるダンサーたちが集結し、劇場のフィナーレに華を添える。
 ベテランから若手まで、実力と個性を併せ持つダンサーたちが選んだプログラムは、古典も現代作品も、その人の極め付けと思えるものばかり。酒井はなはマルコ・ゲッケ振付『モペイ』を踊るほか、西島千博と組み西島振付の『シェヘラザード』を披露する。西田佑子と横関雄一郎は『ライモンダ』を、下村由理恵と佐々木大は『ロミオとジュリエット』よりバルコニーのパ・ド・ドゥを踊る。キミホ・ハルバート、小7轟酎セらが自らの振付作品を披露するほか、Noismで金森穣と共に充実した活躍を繰り広げる井関佐和子が、金森の最初の作品『Under the marron tree』を踊るのも、記念すべき公演にふさわしい。他にも、福岡雄大ら旬の男性ダンサーたちが踊る矢上恵子振付『組曲PQ』など、見どころは尽きない。
文:新藤弘子
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年1月号から)

2015.1/29(木)、1/30(金)各18:30 青山劇場 
問:こどもの城劇場事業本部03-3797-5678 
http://www.aoyama.org