オーケストラ・アンサンブル金沢がヨーロッパ公演

 オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)が11月に、ルーマニア、ブルガリア、オーストリア、ハンガリーの4ヶ国で計4公演を開催する。これは東欧諸国を流れるドナウ川流域の国々と日本との外交記念の年「日本・ドナウ交流年2009」を記念したもので、OEKにとって14度目の海外公演。今回のプログラムにはモーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンの交響曲の他に、箏との共演による「春の海」、雅楽・声明との共演による石井眞木作曲「声明交響曲」など、日本の伝統音楽も組まれている。すべての公演はOEKの音楽監督である井上道義が指揮し、リディア・バイチ(ヴァイオリン/ウィーン)や、オンツァイ・チャバ(チェロ/ブダペスト)ら、現地在住の優れた演奏家をソリストに迎えて音楽を通した国際文化交流を図る。

オーケストラ・アンサンブル金沢