関西フィルの音楽監督にデュメイが就任

 関西フィルハーモニー管弦楽団はヴァイオリニストで指揮者のオーギュスタン・デュメイ(現・同楽団首席客演指揮者)を2011年1月1日より音楽監督として迎えることを発表した。任期は5年間。関西フィルとの過去6回にわたる共演が高く評価され、音楽監督への就任に繋がった。アルテュール・グリュミオーの薫陶を受けたデュメイ(1949年パリ生)は、フランコ・ベルギー派の流れを汲む世界的な奏者だが、近年は指揮者としての活動にも力を注いでおり、13年までベルギーのワロニー王立室内管弦楽団の首席指揮者のポストに就くことが決定している。デュメイ(指揮)関西フィルの今後の演奏は、10年の3月と9月(関西フィル創立40周年記念ガラコンサート)の定期演奏会が予定されているほか、東京サントリーホールでの公演など、全部で4回以上の共演が行われる。
関西フィルハーモニー管弦楽団