高松宮殿下記念世界文化賞の受賞者決定

第21回高松宮殿下記念世界文化賞の受賞者が発表された。同賞は日本美術協会の設立100年を記念して、前総裁高松宮殿下の「世界の文化芸術の普及向上に広く寄与したい」というご遺志を継ぎ、1988年に創設された。同賞には音楽、絵画、彫刻、建築、演劇・映像の全5部門があり、今年は音楽部門でピアニストのアルフレート・ブレンデル(オーストリア)が受賞した。同氏は知的で正統的な解釈による演奏と著作が評価されたことにより受賞が決定した。各部門の受賞者にはそれぞれ顕彰メダルと感謝状、および賞金1500万円が贈られる。また、第13回若手芸術家奨励制度の対象団体には、ヴァイオリニストのギドン・クレーメルがバルト3国の優秀な若手演奏家を集めて結成した、クレメラータ・バルティカ室内管弦楽団が選ばれた。
高松宮殿下記念世界文化賞