フェスタサマーミューザKAWASAKIが5周年

 ミューザ川崎シンフォニーホールで開館の年にスタートした「フェスタサマーミューザKAWASAKI」も今年で5周年を迎える。首都圏で活躍する9つの団体(東響、東京フィル、読売日響、神奈川フィル、N響、都響、新日本フィル、日本フィル、東京シティ・フィル 以上演奏順)が参加する、「オーケストラ夏の大祭典」だ。約70分という演奏時間のなかで、「オール・ブラームス・プロ」、オペラ《カルメン》ハイライトなどなど、各オーケストラがプログラムに知恵をしぼり、例年にもましてバラエティ豊かなラインナップとなっている。ホスト・オーケストラである東京交響楽団によるオープニング・コンサートとフィナーレ・コンサートを振るユベール・スダーンからつぎのようなメッセージが寄せられている。

「オール・モーツァルトプログラムで、おもちゃの交響曲、ピアノ協奏曲第27番、そしてモーツァルト後期の作『交響曲第41番「ジュピター」』を演奏いたします。これらの作品を演奏できることが本当に嬉しく、また、この素晴らしいホールで、川崎市の音楽祭のオープニングを指揮できることを大変光栄に思います」

 神奈川県にある音楽大学のオーケストラ公演や、人気の公開リハーサルも行われる。入場料がほぼS席3000円と廉価であるのも、クラシック入門者にもうってつけのイベントだ。期間は7月26日(日)から8月16日(日)まで。チケットの一般発売は4月20日(月)から。

問:ミューザ川崎シンフォニーホール 044-520-0200